ANAカードはあてにならん

ANA JCBカード先日、海外旅行中に怪我をして現地で縫合手術を受けました。幸い傷は小さく費用もバカ高というわけではなかったものの、せっかくなら少しでも自己負担額を減らすべくANAカードの海外旅行保険を調べてみました。ANAカードには手続き不要の保険が付帯しているのですよね。

でもその内容にはガッカリ。補償額は死亡で1,000万円、後遺障害で30〜1,000万円、救助者費用(家族や知人などが海外の現地に行くための費用)で100万円。そして傷害・疾病治療費用は無しだそうな。

早い話がANAカードの旅行傷害保険は「ケガをして手術を受けたぐらいでは何の金銭的支援もしません。亡くなったり後遺症が残るほどだったら払うけど…」というものらしいです。ごく稀などうしようもなく深刻なケースにしか適用されないと。

海外路線も就航している航空会社のクレジットカードとしては、ちょっと寂しすぎる気がします。これだと保険は無いも同然です。ANAカードがこれほど使えないものだとは知りませんでした。つくづく大怪我じゃなくて良かったと思う次第です。

ただし、一般カードではなくワイド・スーパーフライヤーズ会員になっておけば傷害・疾病治療費用150万円(限度額)とのこと。ANAワイドカードの年会費は7,612円(一般ガードは2,100円)。良さそうですが、当然ながら後追いで入っても適用されません。

ま、今後もちょいちょい海外に行くはずなので、こちらに切り替えるか他の保険に加入しておくべきでしょうね。私も海外旅行中に怪我をしたのは今回が初めてですが、だからって直ぐに2度目がないとは限らないし。

なお、別途入会してあるダイバーズ保険を申請すれば通ると思うものの、あちらは高価な水中カメラセットに何かあったときのために取っておかないと。つまり、カメラセットの値段に比べれば今回の手術代は大したことなかったってことです。それこそ飲み屋を2〜3軒はしごしたら使いそうな額だったので。

我々ダイバーが利用するのに手頃な保険が見つかったら、追ってまた書こうと思います。

リゾートホテル評(リロアンマリンビレッジ編)

いやあ、梅雨明けした東京はフィリピンよりも遥かに暑いです。フィリピンの気温はせいぜい30℃だし、何といってもこの湿度が…。


先日利用したリロアンマリンビレッジは、セブ島の南端に位置する日本人経営のダイビングサービス一体型リゾート施設。近くにはお店すらないので、寝食からダイビングまですべてがここで完結しています。

成田からセブに飛び、19時頃にセブ国際空港を出発し、陸路で3時間あまり走ると到着します。ウェルカムドリンクとしてジュースもしくはビール、そして軽食をを出してくれました。

到着直後の軽食
↑ 日本時間の23:30頃に出してもらった軽食

以下、滞在中の食事の写真です。基本的に三食ともブッフェの食べ放題。

二日目の朝食
↑ 二日目の朝食
二日目の昼食
↑ 昼食
二日目のおやつ
↑ おやつのお芋さん
二日目の夕食
↑ 夕食
三日目の朝食
三日目の朝食 ↑ 三日目の朝食
三日目のお弁当
↑ 三日目の昼食は船で食べるためのお弁当
三日目のおやつ
↑ おやつのツナサンド
三日目の夕食
↑ 夕食
四日目の朝食
↑ 四日目の朝食
四日目の昼食
↑ 昼食
四日目のおやつ
↑ おやつ。紅イモの餡が挟まっていました
四日目の夕食
↑ 夕食
五日目の朝の軽食
↑ 最終日の朝、リゾートを立つ際に渡された軽食

ビール(サンミゲルの小瓶)やRUM(タンドゥアイ)のハーフボトルもも数十円。その他もリーズナブルに設定されています。ハロハロも200円弱でした。

ハロハロ
↑ フィリピンの名物デザートのハロハロ

ああ、でもコーヒーは飲み放題ですが、水は500mlのペットボトルを購入する必要があります。 お部屋はこんな感じ。ちなみにDX 7という2階のお部屋でした。けっこう広々としています。

DX 7号室の内装
↑ 部屋の内装
DX 7号室の浴室
↑ シャワールーム。南国らしくバスタブはありません
消耗品
↑ 消耗品。歯ブラシを持参しないとね

ダイビングはいわゆるフィリピンスタイル。機材の運搬からセッティングまで何でもやってくれるやつです。それこそ階段で滑ってなければ快適に潜れたはずなのですが…。

なお、ダイビングに限らずマリンビレッジのスタッフは皆さん細やかな気遣いができる人達でした。フィリピン人スタッフもそこそこ日本語を解します。

往復6〜7時間の車移動とダイビング以外に何もすることがない環境で構わない人は快適に過ごせるはずです。その内また行くつもりです。

成田→那覇が2,980円

今夜00:00からAirAsiaの成田→那覇間2,980円〜の航空券が発売されます。

ビッグセールのバナー

例によって最低価格は水曜日出発便とかだと思いますが安いのは確か。

この手のキャンペーンが今後もちょいちょい行われるなら、馴染みのダイビングショップに機材を預けっぱなしにしといて、折りを見て飛ぶってのもありな気がしています。

ああ、福岡便が2千円なら私は帰省もしやすくなるな。

人生初の手術

幸いなことに私はこれまで入院や手術(親不知を抜いたのは除く)を経験せずに生きて来られたのですが、とうとう手術を初体験しました。もっとも単に縫合した程度だけど。

唇付近に傷を負った際、自分では「口のあたりをちょっと切っただけだろう」と思っていたものの、マリンビレッジのYokoさんがすかさず病院の手配を始めました。どうやら傍目には大けがに見えていたようです。

そうして臨時雇いのバンジーさん(日本語の日常会話ができるフィリピン人女性。フィリピンでは短い時間単位で雇えるみたい)に連れられ、マリンビレッジすぐそばの定期船乗り場から対岸のネグロス島に移動。片道20分ぐらい。期せずして私にとってのフィリピンの有人島への上陸はこれで5島目となりました。マクタン、ルソン、セブ、レイテ、ネグロス。

SANTANDER 1号
定期連絡船(First Class)のSANTANDER Ⅰ号には第八たいゆうが使われていました

波止場からさらに車で10分あまり移動してドゥマゲッティ市の救急病院に到着。ここで傷口を縫ってもらうことに。

縫合担当は私服の年配男性ドクター(もちろんフィリピン人)。口だけぽっかり穴の空いた布を顔に掛けられ、カタコトの日本語を交えた英語で「イマカラ、Injection、Needle、イタイ、オーケェ?」とかと訊かれて、「OK」と答えると、口の横にチクリ。これが麻酔の注射だったはずですが、その後もチクリチクリが計8回。三度目からは毎回糸を引っ張る感触が伝わってきます。麻酔はほとんと効いてないようで。そんなものなんでしょうかね。病院慣れしてない私には、それが良い処置なのかどうかは解りませんが、まあ身を委ねるしかないので。

あとは抗生物質の錠剤と痛み止めの薬をもらってパンプボート(大型のバンカーボート)の定期船に乗って帰って来ました。

advil
宝石みたいな鎮痛剤のAdvil。 中を見たら試供品と書かれていました

大事に至らなかったので言えるのですが、不運は不運なりに異国の片田舎で人生初の手術的なことを施されるのは面白い経験だったかな。もちろんもう一回は御免だけど。抗生物質を飲むのは30年以上ぶりだなぁ。

それにしても、ここ1年は以前にはなかったような旅のトラブルが多い。不運なのか加齢で注意力が落ちたせいなのか…。ともかく何か幸運を呼び込まないとな。

リロアンでまさかのノーダイブ

セブ空港から陸路を3時間かけてようやく辿り着いたリロアンの地でのダビング初日の朝、ボート際のステッブで足を滑らせ、手をついた際の衝撃で自分の歯で 唇の右側を切ってしまいドクターストップ。あっけなくこの旅でのダイビングは無しってことが決定。せめて一日ぐらい潜りたかったなあ。

事故現場
事故現場。こうして見ると何てことない階段ですが…

体力はあり余っているのでダイビングがダメならシュノーケリングでも…、マウスピースが縫合跡に良くないならマスクとフィンだけのスキンダイブでも…と思ったものの、そもそも傷口を海に浸けてはいけないそうで。ここで無理をして感染症にでもなれば余計に尾を引くし、何かあればリゾートにも迷惑がかかるので自重しないとね。

そういうわけなので今回は水中の写真が一枚もありません。もし私の写真を楽しみにしてた人がいたらゴメンナサイ。まあ、セブにはちょいちょい行ってるんだから、リロアンにもいつかまた行こうと思います。やはりマクロ天国だし、フィリピン航空のマイレージもリピーターだとあっさり溜まるので。

負傷&ノーダイビングになったことは残念ですが、考えようによってはこの程度で済んで良かったなと。なにしろ他には特にダメージもないので。

折りしも私のダイビング仲間の一人がアクシデントで頚椎を痛めてリハビリ中です。聞くと最初はかなり深刻だったそうな。今でもまだ厳しいなりに回復途上なのが何よりで、いつかまた一緒に潜りに行きたいものです。

ああ、だったら全快後のダイビングはリロアンがいいんじゃないかな。私はリベンジしなければならないし、そもそもリロアンを薦めてくれたのが彼女だったから、そういう目的を励みにするのも良かろうと。まあ、先々の彼女の選択次第ですが。

うん、誰かと比べて言うのはどうかと思うけど、自分の怪我はあまり深刻ではないのが救いですね。けっこう縫う程の裂傷だった割に回復も妙に早く、すぐに熱いコーヒーも飲めて、病院で貰った痛み止めも要らなかったし。