ブルーコーラルはブルーコーラルにあらず

セブ・マクタン島のマリバゴ地区に新しいリゾートホテルが建ちかけていました。ビーチ沿いではないもののスパなんかを充実させるそうで。ホテル名は「ブルーコーラル」だそうな。

ブルーコーラルと聞いてピンとくる人はセブ通ダイバー。同じくマリバゴ地区にあるセブ・ホワイトサンズというホテル内のダイビングショップがブルーコーラルなので。池袋のマリンダイビングフェアに毎年ブースを構える名店ですね。

ブルーコーラルの看板

で、ダイビングショップのブルーコーラルとホテルのブルーコーラルの関係はというと、これが無関係なのだと。名前をパクられた形です。よりによってご近所のダイビングショップからパクるとは。いや、老舗の名前だからあえてそうしたのかな…。

マリバゴ地区の地図
下の赤丸の場所のマーケットを潰してリゾートホテルを建てているとのこと

ホテルの完成とオープンは来年以降でしょうかね。ややこしくなるなぁ。ま、頼んだ運転手が行き先を間違えても直線距離にして約500mのご近所だけど。最初のうちはホワイトサンズホテルの中に案内されそう。

Jetstarは怖い

ジェットスターのロゴセブのダイビングショップで聞いた話。

この春、とあるゲストがJetstarの成田→マニラ便を使ってセブ入りした際、マニラ空港で機内預け荷物を待っていたものの一部の乗客の分が一向に出て来ず。どうやらコンテナ丸々一個が行方不明になったそうです。どういう管理をしているんだか。

そのゲストはしかたなくセブで衣料や日用品を買い求め、急場を凌いだとのこと。まあ、そうなりますよね。

日本のJetstarに状況確認を求めると「管轄はオーストラリアになります。そちらに問い合わせてください」だと。しかも、一部始終の事情を伝え終わったときにオペレータが言った言葉が「機内に荷物をお忘れになったということですか?」だったそうで。一番イライラさせられるパターンですね。こちらが言ったことを間違って理解しているという。これは教育が出来ていない以前の問題。聞き取りと把握能力がおぼつかない人員を割り当てているわけです。

結局、数日経ってから「お荷物がマニラに到着しました。受け取られますか?」の連絡があったのだと。その人はたまたま9日間の日程でフィリピンに来ていたので帰国の際にマニラ空港で回収できたものの、もちろん一切を使えずじまい。短期日程だった人は帰国後にどうにかして受け取るという羽目に。

そういやJetstarは成田からの国内線就航の初日早々トラブっていましたよね。LCC特有の脆さ以外にもシステム的な欠陥を抱えた航空会社のような気がしてきました。

Jetstarには「マニラから近いアニラオや沖縄に安く行かれるなら…」と期待していたものの、これほど評判が悪いのでは…。

当分、利用しないでおこうと思います。

サイパン方面に不穏な動き

以下、セブ滞在中に小耳に挟んだ未確認情報です。 でもダイビング業界内では公然の事実らしいので本当なのでしょう。

この先、サイパンではダイビングショップを経営する上でグリーンカードが必須となるらしく、さりとて急には取得できるはずもないので、現地の日本人経営ショップはことごとく撤退モードに入り、続々と周辺各国への転出に動いているそうな。米国のルールだとも聞いたのでグアムも同じかな。

だとしたらこの先サイパンへのダイビングには行きづらくなるかも。いや、グリーンカード保持者(そんな人がいれば)やサイパン人経営のショップを使えばいいだけなのですが、おそらく日本人ガイドや日本語を話せるガイド、そして彼ら彼女らによる団体観光的な日本スタイルのダイビングサービスは減り、欧米で主流のバディダイブが多くなるでしょう。もちろんブリーフィングも英語。ことダイビングに限ればサイパンは日本人向けとは言えなくなりそうです。

まあ、私としてはサイパンの動向にはさほど関心もなく、セブに大きな影響が出ないことを願うばかり。観光客が増えて飛行機の便が良くなれば◯。ならずに航空券が圧迫されるなら×。新参のダイビングショップが増えて海が荒れるならそれも×。

サイパンのビーチ
サイパンではカラッと晴れるのでセブよりもビーチリゾート感は高いのですが、 海の中の賑やかさはセブには遠く及びません

Advilは強力

昨日の夕方から咽が痛くて、案の定今朝は38℃の発熱。平熱が35.5℃ぐらいの私には限界に近い高温です。ただし、普段まったく病気をしない私は薬の類いを常備していません。

でも今の私には先月ドゥマゲッティの救急病院で貰ったAdvilの試供品があります。

advil

痛み止めの薬らしいのですが、縫合手術の直後から普通に飲み食いできたので使う必要がなかったやつです。一応、薬剤師の友達に訊ねたら割と安易に飲んでも大丈夫とのことだったので、ちょうどいいから飲んでみました。

すると効果てきめん。数分後には唾を飲むのも辛かった咽の痛みがかなり和らぎ、熱も36.3℃まで下降。

ただし、その後の3時間は眠いのなんの。今日の午前中は仕事がちっとも捗りませんでした。Advilってそんな感じの薬なのですね。

トゲトゲツノツノメ

今回のマクタンでのダイビング初日、「何が見たい?」と訊ねられたので、すかさず「トゲツノメ」と答えました。トゲツノメエビ、ここ2年くらいずっと見たかったのですよね。

で、1ダイブ目、ヒルトゥガン島の近くのとある場所に直行。昨年の12月、ピグミーシーホースの団地に直行したのと同じパターンです。そうして、いきなりトゲツノメエビにご対面。やっぱ持つべきものは頼れるガイドへの伝手ですね。

ありがたいことにトゲツノメエビはピクミーよりもずっと浅いところにいます。しかも、この日はゲストが私一人だったのでトゲツノメエビだけを20分以上独占して撮ってました。

トゲツノメエビの雌
やや丸みを帯びているので雌らしいです

ちなみにトゲツノメエビはこんなサイズのエビです。

トゲツノメエビのサイズ
体長は20mm弱ってところ。私は撮ってて一番楽しい被写体サイズです

さらに三日目。この日は超ビギナーのゲストが二人。こういうときの定番コースもヒルトゥガンなので私も一緒に潜ることに。2ダイブ目、ビギナー達が30分かそこらで船に上がったらいよいよ私の時間。またトゲツノメエビを独り占めの撮影タイム。

トゲツノメエビの雄
こちらはトゲトゲ感が強いので雄

結局、足掛け二日で50分ぐらいをトゲツノメエビ撮りに費やし、200枚ほど撮りました。一人で来るとこれができていいのですよね。おかげで撮影のコツも掴めたし。

ただ大型の台風9号が行った直後だったので波は高め。水中もうねっていて体の固定は大変でした。トゲツノメエビ、海が穏やかなときにもう一度撮りに行きたいと思います。次は短時間でベストショットが撮れるはずだから2〜3人なら連れてってもいいかな。希望者がいればどうぞ。