Jet Finのスプリングストラップはダメだな…

夏に元のストラップがちぎれたため、Jet Fin Revoにスプリングストラップを付けたわけですが、ダメですねこれ。

なぜかというと…。

フック破損

この通りです。フィンを履こうとしているときに引っ張ったら、あっさりちぎれました。まあ樹脂なので耐性が弱いのはしかたがありません。私も筋力がある方だし…。

ただ、この商品が拙いのは、同パーツを新品に付け替えようとするとスプリングストラップの根元のネジやその周りを分解しなければならない点です。

ネジはいいとしても、このスプリングの根っこのパーツを分解して取っ手のパーツを交換した後、また付け直すのは至難の業でしょう。

接合パーツまあ、スプリングストラップのアイディア自体は悪くないので、もっと工夫してもらいたいものです。例えば「ブーツのかかとに接触する面」と「外側の面で取っ手付き」の2枚構成の張り合わせ構造にするとか。そうすればスプリング自体はフィンから取り外さずに樹脂パーツだけ交換できるので。いや、スプリングの根っこのパーツをネジ止め目貼り合わせ方式にするのが簡単のような気がします。

ちなみにmic21のスタッフに尋ねたら、Jet Finユーザであってもフィンの側面を少々改造してapolloのBio Fin用スプリングストラップを取り付けるのが密かに流行っているのだとか。あちらはネジを外すだけでハンドルパーツを交換できますしね。今回、メーカーの無償か安価な修理が利かなければ、私もそうするかもしれません。

Nikon D7000用水中ハウジングの最新情報

いよいよ米国ラスベガスでDEMA Show 2010が始まりました。各社の展示内容や詳細はいずれ情報がまとまった頃にWebを読みあさってみるとして、今回はD7000ハウジングの話を。

ここにきてコンデジの限界を痛感するようになったので、私は来年2月ごろを目処にデジ一の水中カメラセットに移行しようと考えています。候補はNikon D7000。本当は小振りなSONY α55がいいのですが、私が最も期待しているNautimamから対応ハウジングが出るような話を聞かれないので。D7000は中級機の位置づけなのでα55よりも数万円高く、250gほど重くもなりますが、まあしかたがありません。

さて、Nauticam D7000用ハウジングですが、案の定Fishyeyeのサイトでは発売日が当初の11月→12月に変更されました。

ノーティカムのバナー

↓ ↓ ↓

D7000ハウジングのバナー

D7000はD90とほぼ同じ前面デザインなのですが、だから工期が半分ですむような話でもないでしょうから、たぶんもう一回ぐらい延期になって1月か2月の発売になるのだと思います。彼らは仕事遅いですからね。

そしてようやく本家NauticamのサイトにもD7000用水中ハウジングの情報が載りました。

D7000ハウジングのイメージ図

筐体のグレーは最終的にはいつものブラックに仕上がるでしょう。他にもこの画像からCanon EOS Kiss X4用ハウジングと同様の機構が採用されそうだという点が見て取れます。前後のパネルの接合にバチン錠ではなくロック付きレバーを用いる方式ですね。動画撮影も右手親指でピアノキーをワンプッシュかな。

DEMA Showでも展示されていたのではないかと思うので、期待して続報を待ちたいところです。

カパライ総括

今回のカパライツアーを振り返ってみて。

事前に訊いていた通り、カパライは極上のリゾートでした。気持ちのいい水上コテージ、全食が食べ放題のビュッフェ。しかも毎回のメニューも美味しくて。

クリスマス装飾

ダイビングも充実。結局4日間で15dives(内、ガイド付きは13dives)潜り、追加ダイビングフィーも無し。毎回の機材のセッティングはお任せ。タンクを背負って歩くのもハウスリーフに潜る際に桟橋まで移動するときだけ。その上、海の中の生物相も豊かです。ハウスリーフデすら他所のダイビングリゾートからボートで訪れて潜っていくほど。せっかく羽田・コタキナバル便が就航したことですし、近々ぜひまた行きたいと強く思いました。

でも、注意事項もありますね。差し当たりビギナーを連れて行くのはためらわれます。世界各国からダイバーが終結するかの地でのダイビングスタイルは、ガイドがガイディングしかやらない国際スタンダードスタイル。日本や海外の日本人向けダイビングショップのように残圧を確かめたり、深度に気を配ってくれたりといった面倒は見てくれません。

また、今回は終始濁りが入っていました。総じて透視度10m以下といった感じ。よってちょっとしたきっかけで仲間を見失います。実際、6人 or 8人チーム+ガイドで潜っていて各人が何度かはぐれましたし。

まあ別の時に行けばまたコンディションは違うはずですが、より悪い場合もあるはずなので、やはりビギナーは安易に連れていかれません。いや、ビギナーでも残圧と水深、そしてはぐれたときの対処ができる人なら良いのですが。もしくは面倒見の良いイントラに同行してもらうか。私はマクロ撮りのカメラ派なので、あまり他人のケアはできませんし。まあ、ビギナーの方々はショップ主催のイントラ動向ツアーに参加するのがいいでしょうね。

で、以下は今回のウミウシ特集(抜粋)。

アカフチリュウグウウミウシ

アンナウミウシの仲間?

カグヤヒメウミウシ

イロウミウシの仲間?

ミラーリュウグウウミウシ

知らないウミウシ

カエルアンコウフィーバー

カエルアンコウ1
30cmクラスのカエルアンコウ

ダイビング三日目と四日目はシアミル、マブール、カパライでのダイビング。 シパダンほどダイナミックな海域ではなく、正直、どこがどうという記憶も残っていないのですが、まあいつもの癖でマクロ系を探しながら潜りました。 と言いつつ、カエルアンコウには感激したりして。

カエルアンコウ2
さらに同サイズの別個体
カエルアンコウ3
別の種類の。かなりぶれちゃった…
カエルアンコウ4
赤いのもいれば…
カエルアンコウ5
青いのも

いやぁ、素晴らしい海域でした。

シパダン×4

旅行三日目、ダイビング二日目はシパダン。早朝5:30にボートで出発。もちろんお目当てはバッファローフィッシュの行進。 ただし、エントリしたときにはもう行進のお終い間際でした。慌てて撮った写真がこれ。

バッファローフィッシュの行進
ちょっとしか写ってないのは解っていたものの撮り直すこともできず。 不本意です…
バッファローフィッシュ
単体も失敗作。ハレーションと誰かのフィンが…

後刻、2m超級のトラフ鮫も。ちょうど私の50cmほど先を泳ぎ去っていったのに、装着していたマクロレンズを咄嗟に外すことができず、こんな1枚に。

レパードシャーク
せっかくダイナミックなアングルで撮るチャンスだったのに…。 これまた不本意です

シパダンの海の私の印象は「ちょっとしたパラオみたい」です。バラクーダやギンガメのトルネードは、むしろこちらの方が大きかったかな。

魚群
濁りがちな中層の先に黒い一帯。 近寄るとバラクーダだったりギンガメだったり

そうそう、シパダン4ダイブのコースだと、1ダイブ終わるごとにシパダンビーチで休憩するパターンのようです。よってその日は、ダイビング→朝食→ダイビング→軽食→ダイビング→軽食→ダイビング→カパライリゾートに帰還という感じでした。

ビーチ
シパダンビーチからの風景
ミズオオトカゲ
休憩中、ビーチにはミズオオトカゲが遊びに来ることも。 韓国人の一人がうかつに触って尻尾で叩かれていました