おもしろ水中写真(#2)

私のおもしろ写真ストックから。

墜落(サイパンのタコ)

タイトル:「墜落」
撮影場所:サイパン
撮影日時:2005年7月

フィリピン人ガイドに追い立てられ、スミを吐きながら必死に逃げるタコの写真です。

水中ハウジングの専用キャリーバッグを作ってみる(3)

バッグ、インナーのクッションボックスの次は詰め物。クッションボックスにハウジングを入れただけだと不安定なので。

あれこれ考えた末に選んだのは以下の製品

発泡ウレタンフォームのスプレー缶

エアータイトフォームM

発砲ウレタンのスプレーです。約2倍の体積に膨らみながら固まるらしいので、これでピッタリサイズのクッションを作ろうと考えました。

作業に当たってはカバーおよび整形用としてアルミホイル、剥離剤としてシリコンスプレーを用意します。当初はラップを検討したものの、形状を保てないことと破砕があっても見つけづらいことからアルミホイルを採用しました。

作業手順は以下の通りです。

  1. クッションボックスの内側にアルミホイルで壁を作る
  2. ハウジングをビニール袋に入れ、それをアルミホイルで隙間なく覆う
  3. 両方のアルミホイルにシリコンスプレーを吹きつける
  4. ハウジングをクッションボックスに収納
  5. クッションボックス内に発砲ウレタンスプレーを充填
  6. 発砲ウレタンが固まるまで待つ
  7. ハウジングを取り出す
  8. カッターで発砲ウレタンの余分な箇所を切り落として整形する

で、実際にやってみたのですが、これが何とも残念な結果に…。

噴出直後の発砲ウレタンの見た目はクリーム状ですが、実際にはかなりどっしりしていてヘラの類いでならすのも厳しいほど鈍重な感じでした。

また、思っていた以上に固く仕上がりますね。指で押したときの弾力性はあるものの、我々がイメージしがちなふかふかのウレタンよりも発泡スチロールの固さに近いです。

そして何よりも厄介なのは、強力な接着性があり想定外の場所に付着しても洗い流せないこと。なにしろ水分に反応して膨らみながら固まる性質なので。アルコールやリモネン(発泡スチロールを溶かすあれ)も無力なようです。これが皮膚なら代謝でもってその内はがれ落ちますが、それ以外の場所だと固まった後に削るしかなく当然ながらキレイに元通りとはなりません。ハウジング本体に付着しようものなら大惨事です。

まあ、そうやってできたのはこのようなカタマリ。

作成中の発泡ウレタン製クッション

残りのアルミホイルをはがして整形すれば完成なのですが、もうこの時点ですでに期待していたものとはほど遠かったのでボツにすることにしました。

発砲ウレタンスプレーは型取りの目的には適さないようです。もし柔らかめで粘着性がないタイプがあれば、またチャレンジしてみたい気もしますが。

水中ハウジングの専用キャリーバッグを作ってみる(2)

バッグが決まったので次はインナーの工夫。

今回、カメラを内包したハウジングはレンズポート側をトートバッグの底面に向けて収納するつもりです。飛行機内ではハウジングの底面が下になるようにバッグを寝かせて前の座席の下に置きます。よってハウジングを収納でき、バッグにも納まるクッションの類いが必用です。

物色した結果、下記の製品が良さそうでした。

フレキシブルクッションボックスL

フレキシブル部分を全開すればハンドルを付けた状態のハウジングを下向きにしてすっぽり収納できます。左右にやや遊びがありますが、まあ詰め物をすれば大丈夫。さすがにスーパービューファインダははみ出しますが、まあいいでしょう。

収納例はこの通り。白いのはケースに入れたiPadです。

カメラセットの収納例

水中ハウジングの専用キャリーバッグを作ってみる(1)

Nikon D7000用水中ハウジングを飛行機に載せる方法としてもっと良い方法がないものかと考えた末、専用キャリーバッグを作ってみることにしました。フィリピン航空の機内持ち込み手荷物が想定で、ハウジング+カメラ&レンズ+iPadの構成で重量7Kg以内が目標です。

軽さ優先なのでトートバッグを採用。ただし底面が20cm × 33cm程度、高さは40cm以上が必用になります。

で、サイズおよび強度的に以下の製品に行き着きました。

mont-bell タフトート M ブラック
mont-bell タフトート M ブラック

スーツケースに水中ハウジング専用の収納場所を作ってみた

私の最近のテーマは飛行機に乗る際にD7000用水中ハウジングをどうするか。理想はカメラを入れて組み立てた状態で大型のカメラバッグに収納して持ち込むことですが、これだと優に7kgを超えるので、毎回空港係員との交渉が必用です。そこで新しい方法を一つ考えました。

まず家電量販店のカメラコーナーで下記のウレタンを購入。

  • 30mm厚ウレタン
  • 40mm厚ウレタン(波形)
  • 60mm厚ウレタン(ブロック加工あり)

最初にスーツケースの片側の底に30mm厚ウレタンを敷きます。

次にハウジングの形にブロックを抜き取った60mm厚ウレタンを敷いて、ここにハウジングの前面・背面をすっぽり収めます。

最後に30mm厚ウレタン(波形)を被せたら完成です。

スーツケースのハウジング入れ

これでハウジングセットの内、2kgほどをスーツケース側に振り分けることができます。

ただし、スーツケースの片側の約半分を占めてしまうため、ウェットスーツと洗面用具(液体物を機内持ち込みにすると没収されるので)を入れるといっぱいいっぱいですね。

それとカメラ本体とレンズポートは別持ちになるので、あまり良い作戦じゃないかも。