私のおもしろ写真ストックから。
タイトル:「墜落」
撮影場所:サイパン
撮影日時:2005年7月
フィリピン人ガイドに追い立てられ、スミを吐きながら必死に逃げるタコの写真です。
小さい海の生き物が好き。ときおりITや時事にも言及します
バッグ、インナーのクッションボックスの次は詰め物。クッションボックスにハウジングを入れただけだと不安定なので。
あれこれ考えた末に選んだのは以下の製品。
発砲ウレタンのスプレーです。約2倍の体積に膨らみながら固まるらしいので、これでピッタリサイズのクッションを作ろうと考えました。
作業に当たってはカバーおよび整形用としてアルミホイル、剥離剤としてシリコンスプレーを用意します。当初はラップを検討したものの、形状を保てないことと破砕があっても見つけづらいことからアルミホイルを採用しました。
作業手順は以下の通りです。
で、実際にやってみたのですが、これが何とも残念な結果に…。
噴出直後の発砲ウレタンの見た目はクリーム状ですが、実際にはかなりどっしりしていてヘラの類いでならすのも厳しいほど鈍重な感じでした。
また、思っていた以上に固く仕上がりますね。指で押したときの弾力性はあるものの、我々がイメージしがちなふかふかのウレタンよりも発泡スチロールの固さに近いです。
そして何よりも厄介なのは、強力な接着性があり想定外の場所に付着しても洗い流せないこと。なにしろ水分に反応して膨らみながら固まる性質なので。アルコールやリモネン(発泡スチロールを溶かすあれ)も無力なようです。これが皮膚なら代謝でもってその内はがれ落ちますが、それ以外の場所だと固まった後に削るしかなく当然ながらキレイに元通りとはなりません。ハウジング本体に付着しようものなら大惨事です。
まあ、そうやってできたのはこのようなカタマリ。
残りのアルミホイルをはがして整形すれば完成なのですが、もうこの時点ですでに期待していたものとはほど遠かったのでボツにすることにしました。
発砲ウレタンスプレーは型取りの目的には適さないようです。もし柔らかめで粘着性がないタイプがあれば、またチャレンジしてみたい気もしますが。
バッグが決まったので次はインナーの工夫。
今回、カメラを内包したハウジングはレンズポート側をトートバッグの底面に向けて収納するつもりです。飛行機内ではハウジングの底面が下になるようにバッグを寝かせて前の座席の下に置きます。よってハウジングを収納でき、バッグにも納まるクッションの類いが必用です。
物色した結果、下記の製品が良さそうでした。
フレキシブル部分を全開すればハンドルを付けた状態のハウジングを下向きにしてすっぽり収納できます。左右にやや遊びがありますが、まあ詰め物をすれば大丈夫。さすがにスーパービューファインダははみ出しますが、まあいいでしょう。
収納例はこの通り。白いのはケースに入れたiPadです。
私の最近のテーマは飛行機に乗る際にD7000用水中ハウジングをどうするか。理想はカメラを入れて組み立てた状態で大型のカメラバッグに収納して持ち込むことですが、これだと優に7kgを超えるので、毎回空港係員との交渉が必用です。そこで新しい方法を一つ考えました。
まず家電量販店のカメラコーナーで下記のウレタンを購入。
最初にスーツケースの片側の底に30mm厚ウレタンを敷きます。
次にハウジングの形にブロックを抜き取った60mm厚ウレタンを敷いて、ここにハウジングの前面・背面をすっぽり収めます。
最後に30mm厚ウレタン(波形)を被せたら完成です。
これでハウジングセットの内、2kgほどをスーツケース側に振り分けることができます。
ただし、スーツケースの片側の約半分を占めてしまうため、ウェットスーツと洗面用具(液体物を機内持ち込みにすると没収されるので)を入れるといっぱいいっぱいですね。
それとカメラ本体とレンズポートは別持ちになるので、あまり良い作戦じゃないかも。