エネループを水中で使ってみた

単4が単3にになる電池アダプター私の水中カメラセットは約7kgの重量があります。そこで少しでも軽くしようと変換アダプタを使って単3電池を単4に置き換えることにしました。数十gでも軽くなれば片手撮りが少々楽になりますので。

先の慶良間ではINON S-2000ストロボx2に8本の単4エネループを入れて使用。エネループの説明書には「水中用機器では使うな」といった注意書きがありますが、一方でINONの方が動作保証をしているので、まあ良かろうと。自己責任ですが。

で、使用感は当然ながら乾電池と一緒ですね。変換アダプタも問題ありません。普通に使えます。

ただし気になるのがスタミナ面。単4(750mAh)の容量は単3(1,900mAh)の4割弱。実際に試してみたところ、200枚目あたりから急に暗い写真が増えました。おそらく200回ほどストロボを焚いたところで電池残量が枯渇しかけ、ストロボのリチャージに時間がかかるようになったのでしょう。ニッケル水素充電池は、残量が寂しくなると急に電圧が下がるそうなので。なるほど単3アルカリ電池のときに3日間9ダイブでも余裕だったのは500回ぐらい発光できる容量があったからですね。

とは言え今回の主題は軽量化なので単3に戻るという選択肢はなし。単4のスタミナでやり繰りするしかありません。

結論。

  • 撮影枚数が100枚を超えた日の夜には充電すべし

撮影条件にも左右されますが基本的にはこのルールでやっていかれると思います。二日以上のダイビング旅行の場合、充電器の携行が必要ですね。単4エネループ4本の充電時間は約3時間半。2セットで7時間。タイミングを逃さないようにしないと。


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INON(イノン) S-2000 ストロボ

燃油サーチャージの高騰に愕然

7月、今年2度目のフィリピン、セブ州マクタン島に潜りに行く予定です。連休が絡むのでツアー代金が上がるのは致し方ありませんが、燃油代の高騰には愕然とします。確か去年まではフィリピン航空のセブ往復で5,000〜8,000円くらいだったかと。今年の5月でも10,000円でした。それが今月以降はさらに上がって16,000円!。

スポーツプラスのロゴスポーツプラス(機内預け荷物の重量制限が+20kgになるフィリピン航空の会員制サービス)の年会費も、やはり先日6,500円から12,500円に値上がりしています。こうなるともうセブがお手頃なダイビングポイントには思えなくなってくるのですよね。もちろん燃油高はフィリピン方面に限ったことではありませんが。

ちなみに先週の那覇ステイ慶良間3泊四日は航空券とホテル(朝食付き)のパックツアーが31,400円でした。加えてボートダイブ6本で37,000円。7万円でおつりが来ます。もちろんフィリピンの方が沖縄よりも暖かく生きものの個体数も多いように感じますが、見られるものの種類は沖縄とさほど変わりません。

私のスポーツプラスが切れるのが9月。以降、フィリピン方面に積極的に行くべきか悩ましいです。燃油代が下がらないようなら、しばらくは沖縄を拠点にしようかな…。

今年はDiving Resort Travel Expoとマリンダイビングフェアが同日開催!

DRT EXPOのバナー日本では知るひとぞ知るイベントかと思うのですが、毎年ダイビングリゾートトラベルエクスポ(Diving Resort Travel Expo)が香港で開催されています。一応、アジア最大のダイビング系イベントのようです。10年くらい前は盛況だったダイビングフェスティバルも年々規模が縮小され、今ではこぢんまりとした規模のダイブビズショーに形を変えましたしね。

今年のDiving Resort Travel Expoは7月8〜10日。そう、延期になったマリンダイビングフェアと同じ日程です。差し当たり私は香港に出向くほどでもありませんので、日程が重なろうが構わないのですが、ただでさえ震災と日程変更の煽りで出店キャンセルが相次いだマリンダイビングフェアの出展内容には影響が出そうな気がします。

例えばフィッシュアイが扱うNauticam(ノーティカム)の水中ハウジング。Nauticam製Panasonic LUMIX DMC-GH2用ハウジングは米国で発売されたはずなので実物が展示されるかもしれませんが、次回作の大本命と思われるCanon EOS Kiss X5用ハウジングの展示は怪しいでしょう。

NA-600Dハウジングのイメージ図

同社(というかハウジングメーカー各社)がEOS Kiss X5用を開発していないとは考えにくいものの、7月初旬の時点で試作機が1個しかでき上がっていなければ、当然、香港のイベントに回されてしまいます。Nauticamにとっては本国ですし、富裕層が増えたことで中国人ダイバーも増えてきていますので。

Panasonicは水中ハウジングメーカー泣かせだ

LUMIX GF3

PanasonicからLUMIX DMC-GF3が発表されました。前モデルのGF2が半年前に発売されたばかりなのに、ひところのコンデジ並のモデルチェンジの早さです。さほど大きな進歩はないものの、最近GF2を買った人は愕然としているかもしれません。

そして困っているのは水中ハウジングメーカーかな。さしあたりPanasonicとは懇意でGF1用を発売していたINONあたりは対応ハウジングを準備中だったのではなかろうかと(未確認ですが)。で、発売にこぎ着けない内にモデルチェンジ。GF3路線に変更するにしても、サイズや操作機構も異なるのでまるっきり設計のし直しです。

一眼系カメラメーカーとしては圧倒的に後発なので数を打ちたいのも解らなくはないですが、こうポンポン新モデルを投入されては「定番感」が生まれません。

LUMIX G3というか今回同時発表(国内)となったLUMIX DMC-G3は果たして必用なのか疑問です。位置づけとしてはGH2の下位モデルですよね。半年置きにGシリーズとGHシリーズで交互にモデルチェンジするのはいかがなものかと。

いや、同社最上位のGHシリーズの方をテコ入れするべきかな。やや大型にしてホールド感を良くしつつ、より大型のバッテリを採用するような感じで。

ともかく水中カメラを検討している人から言わせてもらえばハウジングが発売された頃にはモデルチェンジでは敵いません。もう少しサイクルを長くするか、あるいはINONなどにモックを早く渡して開発を先行させ、製品発表時には他社製オプションとして対応水中ハウジングを発表するようなことをして欲しいものです。

それとレンズの充実。特にマクロ、60mm〜75mmあたりを早急に…。


Panasonic デジタル一眼カメラ LUMIX GF3 レンズキット エスプリブラック DMC-GF3C-K

カエルウオマンション

梅雨明け直後なので昨日に続き今日も晴れダイブ。我ながら晴れ確率の高さに感心します。多分、過去のダイビングでは7割ぐらいが晴れ、2割がどんよりな曇り、1割が雨って感じです。特に自分で選んだ日程の場合、晴れ間が見られなかったことはほとんどないですね。

さて、今日の2本目は座間味の知志(ちし)。洞窟ポイントですが、私はリクエストしてカエルウオがわんさかいる根っこに置き去りにしてもらいました。こういうところに来ると私はガイドに個体を探してもらう前に撮影体制に入ります。何しろ根っこのそこら中に直径1〜2cmの穴がたくさん見つかるので。水深3mぐらいのそこは、いたるところにカエルウオが顔を出しているマンション状態。20分ほど仲間と二人でひたすらカエルウオを撮りまくり。洞窟なんかに興味はないっす。

イシガキカエルウオ
イシガキカエルウオ
ヒナギンポ
ヒナギンポ
ヒナギンポ
ヒナギンポ
ネムリブカ
ネムリブカ

そういやモンツキカエルウオもたくさんいると聞いていたものの、写真を撮ってたのはヒナギンポばっかり。ま、いいか。お馴染みのモンツキほどカラフルではないけど、こっちの方が目がつぶらでカワイイので。 以下、その他の写真。

エリグロギンポ
エリグロギンポ
タテジマヘビギンポ
タテジマヘビギンポ
ガラスハゼ
ガラスハゼ ガラスハゼ
ゾウゲイロウミウシ
ゾウゲイロウミウシ