地球の海フォトコンテスト2012の受け付けが始まった

マリンダイビングフェアの事務局から来年の地球の海フォトコンテストの応募票が届きました。

今年は私も入賞して表彰式の抽選でFIXライト1500が当たったことだし(ちょうど欲しがっていた知人に譲ってあげた)、来年もチャレンジしないとね。

さて、来年は従来の環境部門とネイチャー部門を合わせた形で地球環境部門が新設されています。確かに環境部門にはシリアスなものが多かったり、あるいはもはや定番の「空き缶に住むミジンベニハゼ」のたぐいの写真が何点も入賞していたりと部門としては多少無理がある印象だったので、ネイチャー部門との一本化は妥当な変更かも。おかげで入賞の総数が50点ばかり減って競争率が上がってしまいますが。

ちなみに地球環境部門のテーマは…

環境への関心と、海の生きもののネイチャーシーンを撮影した水中写真

だそうな。よく解らんですが、生きものの特徴的な生態をとらえた写真でもいいってことでしょうかね。だったら私も面白い写真の新作があります。このblogにもまだ貼っていないやつです。

SOLAライトが一新!

Light&Motion社(日本の代理店はSea&Sea)のSOLAライトシリーズがリニューアルされたようです。旧製品を買ったばかりの人はちょっとショックかな。この時期に新たにギアを買いたい場合、ベテランダイバーなら毎年DEMA Showまで待つところですが、ビギナーはそのあたりの事情は解らないでしょうね…。

さて、まずはビデオライト。7月のマリンダイビングフェアでも参考展示されていたSOLA 4000Vが正式に発売されました。$1,599だそうです。他はすべて同じ形ですが、こいつだけはサイズ・性能・価格すべてが別格です。

Sola 4000V
SOLA 4000V
Sola 2000V & 1200V
SOLA 2000V(左)/1200V(右)

また、従来のSOLA 1200に替わる形でSOLA 2000V($899)とSOLA 1200V($699)が登場しました。

次にフォトライト。SOLA 1200P($699)、SOLA 800P($499)、SOLA 500P($299)のラインナップに変わっています。

Sola 1200P, 800P, 500p
SOLA 1200P(左)/800P(中央)/500P(右)

そして新たなカテゴリとして「ダイブライト」が追加されました。SOLA 1200D($699)、SOLA 800D($499)、SOLA 500D($299)です。

SOLA 1200D(左)/800D(中央)/500D(右)
SOLA 1200D(左)/800D(中央)/500D(右)

なんかスペック的に重複が多く悩ましい感じですが、ルーメン数は同じでもシリーズごとに照射角やLED構成、付属品が違うはずです。例えば赤色LEDはフォトライトの上位2機種のみですし、鮮やかなライトブルーが印象的なダイブライトにはガングリップやリストバンドが用意されています。買うなら自身の利用目的を見極めて最適な機種を選ぶ必要がありますね。

差し当たり私はライトは間に合っているので買うことはなさそう。私がライトに求めるのは光量よりも軽さ。あまり明るいとピグミーシーホースは顔を背け、エビは逃げますし、スペック表からは水中での重量が解らないものの今ターゲットライトに使っているINON LE-250よりは重たいでしょうから。

それにバッテリ内蔵型というところにも一抹の不安が。今のところSOLAライトの飛行機持ち込みが空港で止められたという話は耳に入ってきませんが厳密には航空安全規定に抵触しています。これまで黙認されていたものの、ある日、他のバッテリ内蔵ライトが飛行機内で発火事故を起こし、以降とばっちりでもって一律取り締まられるようになる可能性も否定できないわけです。取り締まりが気まぐれな海外から帰国する際、前回大丈夫だったからとスーツケースに入れていたら知らぬ間に抜き取られて、替わりに「没収しました。安全規定へのご協力感謝します」などという紙切れが入っていた日には呆然となりますし。

ま、このライトは機内持ち込み手荷物にするのが良いのでしょうね。物言いがついてもメーカーが用意している証明書の紙切れを見せたり、「この通り、すぐにOFFに出来る」といった具合に交渉の余地もあるので。

一度は行ってみたい海

11月のダイビングはマレーシアのマブール。昨年11月に羽田←→コタキナバル便が始まったので行きやすくなりました。思い起こせば昨年はお隣のカパライからコタキナバル→羽田の初フライトで帰ってきたのですよね。Tシャツとか記念グッズをもらったなぁ。

マブールのオオモカエルアンコウ
マブールのオオモカエルアンコウ 昨年、マブールで撮ったオオモカエルアンコウ。 かさぶた(?)を剥がしてあげたいような…

さて、私にはマブールの他にもぜひ行ってみたい海がいくつかあります。その最たる場所がレンベ。インドネシアのスラウェシ島、メナドに隣接した地域です。

レンベは知る人ぞ知るといった感じのマクロ天国。一見南国っぽくない灰色の砂地の海でヘアリーフロッグフィッシュやミミックオクトパスが頻繁に見られ、バンガイ・カーディナルフィッシュなどもわんさかいるそうな。ギリシャ人カメラマンのペトリノス氏が言うには「レンベ海峡は間違いなく世界中のカエルアンコウのキャピタル」とのこと。ぜひそこで潜ってみたいものです。

でも、メナド/レンベには行きづらいのですよね。一般的なシンガポール乗り換えで片道二日かかります。デンパサール経由でも同様。行き帰りとも経由地で一泊することになるようです。

往路の日程を切り詰められる羽田空港深夜発シンガポール経由6日間のツアーでも、実質5日間のうち3日間を移動日に取られ、潜れるのは一日半の6ダイブだけ(1日目4ダイブ。2日目は飛行機の都合で2ダイブまで)。これでは寂しいので、せめて7日(実質6日間)の10ダイブコースで行きたいところ。そうなると週末と祝日を絡めても3日は休まないと。幸いなことに上司の理解がある私はともかく、仲間が休みを取れなさそう。

それに仲間はみな私ほどマクロ指向でもないので、どうせ3日休むならもっと他の海に行きたいと言い出すやも。かといって1人部屋追加料金(¥9.500/1泊とか)なんて払えないし…。

日本人にしてみればミンダナオ島(フィリピン)の真南のメナド空港に行くのに、わざわざシンガポールやバリを経由するのも冗長なので、コタキナバルやマニラとメナド間の便ができればマブール並にロスが少ないアクセスになるのですが。あるいはメナド発のシンガポール行きが朝9時ぐらいに飛ぶようになってくれれば。でも、やっぱ無理かな…。

悲願のレンベ行きは来年も適わないかもしれません。

Nauticam NA-D7000Vには驚いた

DEMA Show 2011にてNauticamが水中ハウジングの新製品NA-D7000Vを展示していたようです。よもやNikon D7000用のハウジングを新たに投入してこようとは。これが予告されてた「三つの新製品」のうちの一つですかね。

Nauticam NA-D7000V(1)

Nauticam NA-D7000V(2)

Dive Photo Guideから転載

私も愛用している前作NA-D7000ハウジングとの違いは以下の通り。

  • 十時ボタンの真ん中とInfoボタンが黒→赤
  • 十時ボタンと録画開始ボタンの位置変更
  • ブラケットの搭載
  • メインコマンドダイヤルの位置
  • HDMIケーブル対応

まず、ボタンの色や位置はどうでもいいです。ブラケットの搭載も同様。そうまでしてハウジングとハンドルを固定しなくても撮影には差し支えなさそうなので。 でも、メインコマンドダイヤルの位置変更は羨ましいかな。NA-D7000は背面側についていたので右手親指は回転運動を強いられたのですが、D7000Vでは上面になったので親指を左右に動かすだけで操作できます。つまりカメラ本体のメインコマンドダイヤルと同じです。最初からこうしてくれてたら良かったのに。

そして何といってもHDMIケーブル対応が目玉。要するにより大型かつ高精細な外付けモニタを繋いでNikon D7000をフルHDの水中ビデオカメラとして使おうという狙いですね。こんな感じ(↓)で外部モニタと接続するのでしょう。

Nauticam NA-D7000V(3)
モニタのハウジングとGH2用ハウジングの新製品。 「NA-GH2V」ではないの?

なるほど私のD7000用や他のNauticam製ハウジングにも謎のボルト箇所があるのですが、始めからこういう使い方を想定していたのですね。さすがだ。 確かに一眼レフでの動画撮影は昨今のトレンド。先日はCanonから「4K一眼レフビデオカメラ」とでも呼ぶべき新機軸の製品が発表されましたし。 もっとも私のD7000は105mmマイクロレンズ仕様にしてあるのでとても動画を撮る気にはならないのですが(三脚でも使わないと手ブレが増幅されるはずなので)、なるほどプロならそもそも撮影技術が高い上、海中に三脚を立てるのもありでしょう。もちろんワイド系のビデオ撮影にも十分使えそうです。

◆◆◆

DEMA Showのリポートへのリンクを以下に張っておきます。

DEMA Coverage- Day 1

DEMA Coverage- Day 2

DEMA Coverage- Day 3

DEMA Coverage- Day 4

バックアップ用ダイビングコンピュータ

イントラクラスになるとダイコンを複数個持って潜る人もいますよね。予備のダイコンをBCDに引っかけるなどして。そんな用途に最適なダイコンをDEMA show 2011のレポートを物色していて見つけました。Oceanic(オーシャニック)のB.U.Dです。

Ocianic Diving Computer B.U.D

形状からしてもうBCDのフックにぶら下げることが前提で作られています。

実は私の今のダイコン(MARES NEMO SPORT)が4年前に買ったもので、そろそろ電池切れが近いのではないかと。ただし輸入品なので国内サポートが受けられるかは不明、しかもNEMO SPORTは海外では既に流通してないっぽいので、もはや安価に電池交換はできないかも。ならば次のダイコンを買うのが良さそうです。

また、ちょうど3mmのウエットスーツを着るようになり(愛用の2mmスーツが大破したので、しばらく昔の3mmでしのぐことにした)、手が回しづらくリストタイプのダイコンが見づらいと思っていたところです。

B.U.Dは定価で$329.95。今のレートだと約26,000円、送料込みでも3万円ぐらいに収まるかと。

しかもユーザ自身で電池交換ができるらしいので、メイン機にするにしろ予備機にするにしろ融通が利きそう。

まだ発表されたばかりなので香港あたりの販売店に流通し始めたら購入を考えてみようと思います。