AQCUAPAZZA APSO-NEX5の最新情報

AQCUAPAZZA APSO-NEX5の最新情報が更新されました。

AQCUAPAZZA APSO-NEX5

撮影サンプルのマクロ写真は悪くない感じですが、Nauticam同様、レンズには苦心しているようで、パンケーキレンズの写真はなく、α用の50mm/100mmマクロを使えるようにしてあります。でも、現状マウントアダプタを介してαレンズをNEXで使う場合、オートフォーカスが利かないのですよね。

と思っていたら、フォトキナ2010でファームウェアアップデートの案内がなされ、近々、NEXでαレンズ使用時にオートフォーカスが利くようになるのだそうです。そういえば、以前から先々そうなるはずと言われていたような…。

だとすると、NEXの弱点だったレンズのバリエーションも増えます。水中で使って有効なものは限られますが、α用マクロレンズはポッカリ空いていたポジションを埋めるものです。それにαレンズでAFが使えるなら、シグマレンズでもOKなのではないかと。ならば選択肢はもっと広がります。水中で使うならレンズポートの問題はありますが…。

いや、でもなぁ。α55とLUMIX GH2の発売情報を見てしまうと、自身のニーズ(スキル不足を補ってくれそうな)にNEXシリーズは合致してないと思うのですよね…。

Lumix “世界最速” GH2

PanasonicからLumix GH2が発表されました。

Lumix GH2

「世界最速AF」とうたっている以上、先のSONY α55よりも速いのでしょうかね。なんだか西部劇の早撃ち比べみたい…。

基本的にミラーレス機はコンデジ同様コントラスト方式でAFを実現していて一眼レフ機が採用する位相方式よりもスピードで劣るはずなのですが、きっとその点は克服できたのしょうね。

ともかく私のようにこれから一眼レフに手を出そうという者にとっては、AFの速さ(もちろん的確さも)は重要な判断基準です。特に身動きが取りづらく被写体も逃げてしまいがちな水中では、「とりあえず被写体を液晶の真ん中に映して、おもむろにシャッターを押し込む」なんて撮り方が有効なら、見られる写真の歩留まりが上がりそうな気がします。もちろんライティングやら構図、寄りなど、向上させなければならないスキルは依然として存在するわけですが。

さて、GH2発売は10/29ですか。展示品が出たらさっそく試してみないと。プロカメラマンによるフィールドテストを踏まえた比較レビュー記事を読むのも楽しみです。

それから対応の水中ハウジングはSeatoolとINONが販売してくれるんじゃないかと期待してます。こちらは年明けかな。

最強のランヤード

前回のダイビングで愛用のスナッピーコイルが切れてしまったので、新しいのを調達することにしました。

大型量販店で展示見本を見比た末に選んだのはこれ。maresのLANYARD INOX SPIRALという商品です。あいにく通販では売ってないようでアフィリエイトを貼れないのですが。

LANYARD INOX SPIRAL

決め手はその丈夫そうな作り。半透明のコイル内にワイヤーが仕込まれているのです。

ランヤードのアップ

最近まで使っていたスナッピーコイルはコイル部分が樹脂製だったため、ひとたび傷が入ってしまうと切断されるのは時間の問題でした。いつの間にか愛用の装備品にさようなら、ということにも成りかねません。でも、この製品なら例え外側の半透明樹脂が破損してもワイヤーが健在なので、しっかり装キープし続けてくれるはずです。

商品選定にあたっては、当然ながら樹脂製コイルは避けるとして、 当初はリトラクター系(↓)を検討していました。

リトラクター

巻き取り式の紐なので、常にむき出しのコイルとは違ってかさ張りません。

ただし、陸上で不意に伸びた紐が急に戻ってきた場合には、指示棒の先っぽが顔面直撃なんてことになりそうなので止めときました。

NA-NEX5 housing for Sony NEX-5

昨日、NauticamのサイトにようやくαNEX-5用ハウジングNA-NEX5 housing for Sony NEX-5の写真がUPされました。 NA-NEX5 housing for Sony NEX-5 これまでのグレーのCAD画像とは違って、お馴染みのNauticam BLACKの筐体は見栄えがしますね。

NA-NEX5 housing with handle左の写真はオプションのグリップと光ファイバ接続アダプタを装着したところ。この写真だと光ファイバ接続アダプタはアクセサリシューに取り付ける感じでしょうか。確認できるカットがないのですが、その上部もシュー機構になっているのかな。じゃないと外付けのビデオライトをレンズと同じ方向に向けるために大仰なアーム展開が必要になるので。

また、意外というか意表を突かれたのは、Nikonos 35mmレンズと15mmレンズの装着写真があったこと。Nauticam製のコンバータを介してNEX-5用の標準レンズの代わりに装着するのでしょうか。それにしても今どきNikonos対応とは渋いなぁ。あ、今年の2月、パラオスポートで10年ぶりぐらいにNikonosを使っている人にお目にかかりました…。

NA-NEX5 housing with Nikonos Lens
Nikonos 35mmレンズ(左)とNikonos 15mmレンズ(右)

サイトにはNEX-5で撮った写真サンプルも掲載されています。使用レンズはNikonos 15mmまたはSony E18-55mmキットレンズ。あいにくNEXシリーズ特有のグリグリダイヤルで背景をぼかした写真が少なく、別段魅かれるショットはなかったのですが、私がよく撮る被写体と似通っているので、おそらくセブの海で撮ったのではないかと思います。Nauticam社がある香港からセブはキャセイパシフィックでひとっ飛びですし。

Sea&Sea FE 12mmレンズ
Sea&Sea FE 12mmレンズ

おう、こちらにも写真があります。これほどの浅瀬を泳ぐマンタの絵は初めて見ました。これまたSea&Sea FE 12mmレンズ装着ですか…。

低解像度の画像を見ての私の素人見解ですが、写真の出来栄えはCyber-shot HX5Vと大差ない感じじゃないかと。

それでもこのハウジングが先週の内に発売されていれば勢いで買っていたかも知れませんが、これらの写真を見せられては、その熱も冷めようというものです。NikonosやらSea&Seaやらの、もはや入手が不可能に近い骨董品的なレンズを使って撮った写真を見せられても…。ひょっとしてNEX-5用ハウジングの発売が延び延びになっているのは、現状2種類しかないNEX専用レンズだけでは期待したような絵が撮れなかったからじゃないかと勘ぐってしまいます。今のところオプションの67mmレンズアダプタへの言及もありませんし。それに、ひとたびα55を触ってしまうとNEX-5はコンデジに毛が生えた程度の代物に思えてしまいます。「一眼入門機」と「小型軽量一眼もどき」では雲泥の差がある感じです。

でもこれでNEX-5はパスすべきという意思が固まりました。Nauticamも11月17日からのDEMAショーに出店するので、その時にでもα55向けハウジングのプロトタイプが見られることを期待します。プロユース指向のNauticamはCanon EOS60DやNikon D7000あたりを優先させるかも知れませんが、そこはほら、オーソドックスな一眼タイプのハウジングにはノウハウの蓄積があるのだから、ちゃちゃっと作ってしまって…。

Seatoolは偉い!

α55Seatoolの開発情報が更新されました。予想通りSONY α55専用防水ハウジングがラインナップに入ってますね。しかも既に開発開始とのこと。さすがSeatool、新製品のキャッチアップには抜け目がなく、しかも動きが迅速です。

歴代の製品を見る限り、ACQUAPAZZAの液晶モニタのスラント機構やNauticamのリークセンサ(水没検知)などに並ぶ斬新なギミックは期待できないものの、いち早くハウジング製作をアナウンスしてくれるところは何とも頼もしい限り。私は先週まで買う機満々だったαNEX-5は止めてα55にする気になってきたのですが、そこはハウジング次第。でも、これで一安心です。

他所のメーカーだと新たなハウジングの開発には3ヶ月間ぐらい必要みたいなのですが、ひとまず11月17日からのDEMAショーの開催報告を待って、どこのハウジングにするか、α55をいつごろ買うかを決めたいと思います。もちろんα55向けに他社の参入がなかったり、他社製ハウジングと比べて最も魅力的であればSeatool製を買うことになるでしょう。

しばらくは手持ちのHX5Vのセットで我慢。ま、それも良いでしょう。まだ30ダイブほどでしか使っていませんので。本当は一眼をマクロ、HX5Vを汎用としてポイントや海況ごとに使い分けたかったのですがね。