こちらは座間味のオシャレカクレエビ。透明なので見分けづらいものの、慣れればオトヒメエビと同じぐらい頻繁に見つかります。
何とも印象的な顔をしていますが、横から見ると意外にもフツーのエビっぽいですね。
さて、こちらは別の個体が何かを食べているところ。
何やら節のある長いものを捕食しているところに出くわしたので、写真に収めてみました。ゴカイの類いでしょうかね。
目つきはクールだけど、この食事風景はちょっとオシャレじゃないなぁ。
小さい海の生き物が好き。ときおりITや時事にも言及します
座間味を振り返って。 二日目の砂地ではヤシャハゼを撮ってみました。今のカメラに持ち替えてからは初めてかな。 まずは遠めで一枚押さえます。
それから徐々に距離を詰めつつ、その都度撮影。ま、最後こんな感じ。
特に工夫のない絵ですが、細部まで写っているので良しとしましょう。連れがおらず、その場にずっといられるときなら時間をかけて正面を狙いにいくのですが。それとエビとのツーショットを。 同じくチンアナゴにもにじり寄って撮ってみました。
ここの連中は総じてレンズ前50cmぐらいまでなら砂に潜りませんでした。 欲を言うとカメラを縦長方向に傾けて画面いっぱいに撮りたいのですが、そうするとほふく前進がうまくできないのですよね。やっぱトリミングで我慢するか…。
私は強度な晴れ男。過去、海に行くときは高確率で晴れ&べた凪だったため、先月の台風で沖縄行きが飛んだのはショック大でした。が、どうやらまたパワーが回復してきたかも。
今回の座間味には3日間滞在しておおむね晴れ。かの地方ではスカッと晴れる日は年間を通しても数えるほどしかないとのことですが、それに当たりました。
最終日、10時発のクイーン座間味で那覇に戻り、連れのショッピング(残波を出している比嘉酒造の梅酒が一番のお目当て)に付き合う間もずっと晴れ。そうして夕方、空港に向かう頃になって空がどんよりとしてきました。これ、いつものパターンです。私が帰った後、天気が崩れることが過去にも多々あって。
まあ単にラッキーな巡り合わせなんでしょうが、もし「運」が個々人のリソースなら、しばらくチャージして宝くじかなんかに振り向けたいところです。半年か一年ばかり休職して目ぼしいダイビングサイトに片っ端から行き倒すなんての、憧れますよね。
三日目のダイビングのメインはウミガメ。種類はタイマイです。
若い個体が根っこの上で珊瑚や岩をガリガリとやっていました。こいつらは食事中はダイバーに囲まれようがお構いなく一心不乱に何かをかじり取って食べます。前脚のヒレを両手のように使ってはさんだ岩を放り投げたりしながらの食事風景は格好のシャッターチャンス。
でも、決まって邪魔が入るのですよね。カメラを構えるとヤマブキベラがレンズの前を横切ります。カメが掘り返したときに出るおこぼれが目当てのようですが、ダイバーにとっては黄色い邪魔者です。
それからサザナミヤッコがおこぼれ争奪戦に参入。
続いてツノダシも。
まあ、写真は撮りづらいけど見てて楽しい光景ではあります。
タイマイはそこの餌場がよほど気に入ってたのでしょうね。その後一回息継ぎに上がっていったものの、またダイバーだらけの同じ場所に戻ってきたので。
結局、このダイビングの時間の半分ぐらいをここで費やしてしまいました。
10年以上前、座間味のとある海域(阿嘉島 や安室島の近く)には「ポンタ」と命名された人懐っこいサザナミフグがいて、ダイバーに愛嬌を振りまいていたという話を聞いたことがあります。その頃のダイビング雑誌にはよく登場していたような。
もちろん初代のポンタはとうの昔に天寿をまっとうしたわけですが、いました、今回も人懐っこいサザナミフグが。
砂地の上を移動中に左側から視界に入ってきたかと思うと、どんどん接近してきます。でも私のカメラはレンズ前のワーキングディスタンスが20cmほど必要なので、あまり迫ってこられても具合が悪いのですよね。もちろんレギュレータ越しに「来るな」と言っても聞き入れてはくれません。
しかたなく自分が後ずさりするもののダイバーに興味津々なのかニッコニッコしながら遠慮なく距離を詰めてきます。
あまりに寄ってくるので尻尾を軽くつまんでやると、くるっときびすを返すものの、また直ぐに戻ってきます。もう一度尻尾をつまんでも、すり抜けはするものの、やっぱり笑顔で近寄ってくるのですよね。
てなわけで、格好の被写体なのに狙えて撮った写真がありません。
かつてのポンタの血統を受け継いでいるのか、あるいはここの海のサザナミフグという種にその傾向があるのかは解りませんが、ともかく遊んでくれました。それも写真が撮りづらいぐらいに…。
私はこの個体を「ポンタ53世」と名付けたいと思います。