ちょっと信じられない水中映像

Defending The Vandenberg

このエントリが公開される頃、私はセブ本島南端のリロアンにいます。ダイビング合宿です。きっとたくさん写真を撮っているはずですが、iPadで写真を加工するのは面倒だし(鳴り物入りで登場したiPhotoアプリも決して実用的とは言い難くて…)、通信事情の関係で満足にblogも更新できないかも。ということでしばらく予約投稿を。

何ヶ月か前に存在を知り、仲間内であれこれ話題になった水中映像です。この人たち、どうなっているんだか。

どこかにタンクとレギュレータを据え付けて吸気ポイントを設けているのかとも考えたけど、それではこの驚異的な機動力は発揮できないわけです。これだけ自在に動き回るには、やっぱ一息でないと肺や血管がえらいことになりますんで。

中華フロートをハウジングに取り付けてみた

D7000ハウジング+中華フロート
水中では撮影の邪魔にならない位置までフロートが浮き上がる計算です

新宿西口の水中カメラ専門店アンサーから貰ってきた中国製らしき水中フロート(正体は漁網用の浮き)を水中カメラセットに装着してみました。

当初はカラビナで繋ぐ方法を考えたものの間隔の調整が利かなかいため却下。以前カレントフックから外した丈夫なロープが手元に余っていたので、これを使ってカメラハウジング用のランヤードに装着することにしました。長さが1mほどあるので調節も自在です。

香港の水中ハウジングメーカーNauticamの製品は良く考えられていて(なにしろオーナー自から水中写真を精力的に撮っているので)、ランヤードのベースの金属プレートにちゃんと拡張用のフック穴があるのですよね。

続・もっと良いフロートを発見

先日の漁師さん用の水中フロート、大阪のショップから取り寄せるのもなんなので馴染みの新宿西口の水中カメラ専門店アンサーに問い合わせたところ「取り扱ってる」とのこと。Sサイズが1個1,600円。しかも中古の同等品はただで譲ってくれるそうで。さっそく3個貰ってきました。

中華フロート
幅130mmぐらいです

聞くと西表島からごっそり仕入れたそうな。表面に中国語風の刻印があるので、おそらく中国の漁師が流してしまったのが西表島に漂着したものでしょう。そして廃物利用なのでサービス品として無償で配っていると。そんな感じでアンサーはとっても面倒見のいいお店です。

さて、この中華フロート1個あたりの浮力は300g。手持ちのフロートアーム2本を合わせると1,170gの浮力。これで軽ければ中華フロートを1個外せばいいし、逆にまだ重ければもう1個貰ってこようと。ともかく海で試さないことには。

先日INONがら借りたメガフロートアームは今週中に返却しなければならないので、来週の海にはこちらを持っていくことにします。

もっと良いフロートを発見

私の水中カメラセットは陸上で7.41kg。水中でも2kg以上ありそう。私もそこそこパワフルな方ですが何分間も片手撮りを続けるには辛い重量です。なにしろただ持つだけではなく手ブレを押さえなければならないわけで。

よって現状のINONのフロートアームを2本ともメガフロートアームに換装して水中重量を1kg減らそうと考えていたのですが、もっといい商品を見つけました。

ビニー ABS製 水中A型フロート(底曳)

どうやら漁師さんが底引き網なんかに使う浮きのようです。こちらのお店で買えます。

浮力もSサイズで300g、Mサイズで600gとなかなかのもの。Mサイズでも直系約10cmの球体なのでスーツケースの角に収まります。ならば運搬時はメガフロートアームよりも都合がいいですね。

INONのメガフロートを試す

私の右肘は一向に治る気配がありません。日によって良かったり悪かったりです。よって私の最近のテーマは 水中カメラの重量対策。何か手を考えないと。プロでもないのに職業病ってのも悲しいので。

スーホーシーミグピ
昨年12月にこれらの片手撮りを続けた後遺症が長引いています

ということで、馴染みのダイビングショップに頼んでINONからメガフロートアームMとSを借りることができました。現在はフロートアームM2本なので、その片方もしくは両方をメガフロートアームに交換したらどれぐらい浮力が変わるかをチェックするのが目的です。

フルセットで組み上げたカメラセットをお湯を張ったお風呂に沈めてみます。本来なら海水の比重を再現したかったのですが、真水150リットルだと5kgほどの塩が必要らしいので諦めました。よって真水でやや浮き気味ということなら浮力オーバーという風に判断するしかないですね。

で、結論を先に言ってしまうと、私のカメラセットでは以下の4本全部(浮力合計1,310g)を装着してもまだ沈みます。

フロートアーム3種
フロートアームM(両サイド)、メガフロートアームS(中央左)、メガフロートアームM(中央右)

ちなみにこの3種類の重量と浮力は以下の通りです。

  フロートアームM メガフロートアームS メガフロートアームM
重量 181g 219g 295g
浮力 135g 390g 650g

現在はフロートアームM2本なので浮力270g。海中での感覚はわからないものの、おそらくメガフロートMを2本付けても浮くことはなさそう。 陸上での総重量が7.7kgほどになりますが、水中での肘の負担はずいぶん減るはず。頃合いを見て、こちらを2本買うことにしましょうかね。 でも、こんなに太いとスーツケースに収まるかな?


以前、わざわざカリフォルニアから取り寄せたフロートは効果を確かめる前に紛失しちゃいました。カメラに装着して海に持ち込んだものの水中で気づいたときには取れちゃってて。よってもし購入を考えている人に何か言うとしたら「しっかり紐で結びつけとけ」ですかね。そこそこ浮力があるのは確実なので。ただし紐はセットに付いてこないので自力で適切なものを調達する必要があります。