台風去ってまた台風

先週末、フィリピンの東側を襲うかと思われた台風4号は、あまりフィリピンに接近することなく速度を上げて北上しました。馴染みのマクタン島のショップでも普通に潜れたようですし、飛行機の欠航も予想されたモアルボアル組の仲間も無事帰ってこられました。

さて、6/21(木)から別の仲間が沖縄の本部(読み方は「もとぶ」、美ら海水族館の近く)に潜りに行きます。台風4号は沖縄から本州をなめて行くものの、20(水)には関東を抜けそうとのことで一安心。

かと思いきや、香港の南西に次の台風5号が発生し、こいつがまた台湾→沖縄→本州へと東進してくる模様です。ペース次第では6/21(木)の那覇行きの飛行機は欠航になったり、出発が遅れてその日は那覇泊りになるなどツアー日程び変更があるやも。いや、那覇まで辿り着けば車は手配できるかな。

台風5号の予想進路図
台風5号の予想進路図

というか、この通り台風5号は沖縄の西の海上を通過するコースを取りそうなので、進路の東側の海は思いっきりかき回されて濁り、数日はうねりも残りますよね。だったら6/22(金)と23(土)はどこで潜っても楽しくはないかも。美ら海水族館で遊んだ方がいいんじゃないかな。

でもこの台風5号が抜けて行ったら沖縄は梅雨明けでしょうか。今年も台風多そうだ…。

それと関東在住の我々もまずは台風4号に備えないと。

スカイマークの姿勢は好きだ

忘れないうちに書いておかなきゃ。

スカイマークのロゴ先日、那覇行きのANA最終便に乗りそこねたせいで話題のスカイマーク便を利用することに。でも、これがちょっと微笑ましかったのですよね。何がって、客室乗務員に茶髪のギャル風な人がいたかと思えば、一方で化粧っ気のない地味なお姉さんがいたりもして。制服もそのへんのOLさんみたいな支給服っぽいし。帰京便に使ったANAとは比べるべくもない簡素さでした。

スカイマークは「丁寧な言葉遣いを義務づけておりません」とのことですが、だからって彼女らがテキトーな接客をするなんてことはないわけです。当然、普通のOLさんのレベルは満たしています。未だに客室乗務員に格式や水準の高い応対を期待している人には物足りなかったりするかも知れませんが、その分運賃が安いんだから文句を言う方がどうかしていますよね。他の航空会社も選べるんだし。

ついでに言えば、日本の産業は「高品質・高コスト」に陥りがちで、それは強みになるときもあれば重荷になるときも。ガラパゴス化した多機能ケータイなんてのが典型的な例ですね。「凄いのは解るけど、大多数はそんなの求めてないよ」と。たいていは価格と性能のバランスが良い方が好ましいわけです。

また、スカイマークの席は狭いという印象だったものの、このときは運良く非常口席に割り当てられたので足下は広々してて快適でした。

まあ、座席の件はたまたまですが、私の中での評価は東京⇔沖縄便だとANA > スカイマーク > JALの順番です。JALは私のカメラバッグが機内に持ち込めないのがマイナス(去年から変わっていなければ)。さすがにカメラはなるべくなら預けたくはないので。

チキンフィレダブル

今日のお昼、ケンタッキー・フライドチキンの新商品「チキンフィレダブル」を食べてきました。

チキンフィレダブル

この通り、チキンフィレ2枚でベーコンとスライスチーズ2枚、そして特製マヨネーズを挟んでいます。ドリンク付きで500円でした。

さて、食べた感想はというと、これが微妙…。確かに肉類を食った満足感は得られます。でも、バンズがないためハンバーガーの味のバランスの「ちょうど良さ感」はありません。ご飯なしでおかずだけ食べてる感じですね。マヨネーズでいくらか緩和されてますが、基本的にはしょっぱいチキンと、ややしょっぱいチーズと、やはりしょっぱいベーコンだけの味です。個人的にはトマトケチャップがひとひねり入ってたら嬉しいかな。それからタマネギのみじん切りなんかも…。まあ炭水化物抜きダイエット食には良いかもしれません。

なお、今のところ池袋サンシャイン通り店のみでの先行発売ですが、2月2日からは他店でもラインナップに加わるようです。チキンフィレダブルだけでは量的に寂しいので、ポテトやらサラダとセットで頼めるようになるといいですね。

ショー・ヒ・ゼーの不思議

政治の話。今月末からの通常国会の争点の一つが消費税の増税議論。野田政権は「税と社会保障の一体改革」を掲げ、何としても増税にこぎ着けたいようですが、どうにも「増税に頼った社会保障のいったん改革」にしか見えません。財政危機と言いながら既得権は極力温存した上で帳簿の帳尻を取り繕うという魂胆が見え見えです。

残念に思うのは、一般的に有識者とされる人に賛成者がなんと多いことか。経済的に恵まれた立場の人は消費税の負担感が比較的小さいので、国の財政のテクニカルな面に目が生きがちなのでしょう。彼らはメディアで財政危機と増税の必要性を説けば仕事が増えますしね。

また、良く言われる「増税の前に自分たちが身を切れ」という論調も変な話だと思います。いや、もちろん議員定数の削減も公務員の給与引き下げもやってくれて良いのですが、それらは増税の前提条件としてはハードル低すぎですしょう。それで減らせるコストなんてたかが知れてます。

なお、私が見聞きした中でもっとも賛同するのは宮台真司さんの見解。「行政改革、産業構造の変革なしに増税したところで、お先真っ暗なだけ」というもの。

例えば、かつての事業仕分けの「2位じゃダメなんですか騒動」の時、ノーベル賞受賞者の小柴さんが「科学者には予算の1割しか下りてこない」と嘆いておられました。実に予算の9割が中抜き、ピンハネされていたわけです。仮にこれをゼロにできれば予算を半額にしても5倍の費用を科学者に渡せます。そんな例はそこらじゅうにわんさか眠っているはずです。いまだに続く天下りの因習(当然、多額の税金が注ぎ込まれている)や補助金ばらまき行政にメスを入れて切り落としてからでなければ増税による増収分も早晩食い尽くされ、経済にしろ財政にしろ負の連鎖でいっそう悪化するのは解りきっています。

聞くところでは、野田総理は自身の政治生命と引き換えに増税法案を通して朽ち果てる覚悟だとか。それが本当なら「死刑を覚悟に殺人を犯す人」みたいでタチが悪いよなぁ。かといって増税反対派とされる議員連中も信用できないし…。

迎春

迎春

新年、明けましてどうも。

締まらない挨拶ですが何年も前から私はそう言うことにしています。「おめでとう」の言葉を受け入れづらい境遇、心境の人も少なからずおられるでしょうから。そい言う私の名前には「賀」の字(喜び祝うの意)が入っているのですが、まあ固有名詞なんで。

旧年は大震災や原発事故、台風など災いの多い年でした。それらの多くはまだ収束していませんが、ともかく今年が皆にとってよい年であるように願うばかりです。本当は私自身に最高にラッキーなことが起こって欲しいのですがね。

ちなみに上の写真はセブのオオウミウマです。

そしてこちらはマレーシア、シアミル島のピグミーシーホース(Denise)。

涙のピグミーシーホース
『Crying Seahorse』

一枚だけちょうど涙っぽいものが写っていました。砂粒でしょうか。0.1mm以下の。 本年は誰にとっても悲しくて泣くことが少ない年になりますように。