京王線版のロマンスカー?

京王電鉄が2018年から新宿→京王八王子と新宿→橋本に座席指定の列車を走らせるとのこと。小田急線でいうところのロマンスカーの京王線版ですね。確か西武線とかにもそんなのがあったなぁ。

京王線の有料特急電車の予想図

座席は左右2列ずつ進行方向に向かって座るクロスシートタイプと従来通り対面に座るロングシートタイプとに変更可能らしいから、車両は使い回すわけだ。追加料金運行の時だけクロスシートにすると。

京王線の有料特急のシート

気になるのは途中の停車駅。順当なのは明大前と調布あたりかな。需要を増やすために府中、聖蹟桜ヶ丘、京王多摩センターにも止まるかも。

じゃあ京王線の狙いは何かといえば、地域住民の獲得競争に勝つことでしょうね。この先は少子化が加速するし、2020年ぐらいを境に地方から東京圏への人口流入が落ち込むという予測があるので、沿線人口をキープし、願わくば他社よりも多く招き入れたいと。

そして本命は八王子よりも橋本かな。2027に開通するリニア新幹線の駅ができるのを見越して。

ただしリニアの開通は工事の難航で何年も後にずれ込むかもしれないし、早い開通にこぎ着けたとしても、品川⇄名古屋を40分台で結ぶために橋本は多くの編成で飛ばされるようになると思うけど…。

いや、だからこそ今の内から人口を呼び込むことに意味があるんだろうな。橋本が各停駅扱いになるのが判明する前に期待感を煽ると。

ナタリー・ロス

今秋発売の週刊文春センテンススプリングにTBSを電撃退社した小林悠さんの記事が載りました。不規則な重労働と心無い憶測報道の末、適応障害となったとのこと。休養ではなくいきなりの退社を選ぶほど深刻な状態だったのですね。

いやぁ残念。私はラジオパーソナリティとしての彼女が好きだったから。テレビで見せる知性派のイメージとは違い、ラジオのたまむすびでは赤江珠緒さんと同じくエロな下ネタに乗ったり受け流す度量があり、かなり愉快なトークを展開していたのですよね。

赤江珠緒たまむすび & 小林悠たまむすび

まあ彼女が熟考した末の選択です。受け入れて応援しないとね。今の彼女は例の超リッチな彼が支えてくれているそうだし、ゆっくり療養してプライベートにおける幸せを掴んでもらいたいですね。でもしばらくこちらはナタリー・ロスだ。

本人は「もう戻らない」と言っているようだけど、それは事の直後だから。いつか落ち着いたらまたラジオの世界に帰ってきて欲しいな。

なでしこ、高倉新監督か?

一昨日、女子サッカー日本代表がリオ五輪予選の第3戦で中国に敗れ、リオ五輪出場が絶望的になりました。解らないものですね。ほんの少し前まで日本は世界トップクラスの強さを誇っていたはずなのに。

で、大会終了後は代表メンバーの大幅な入れ替えが予想され、これを機に佐々木則夫監督も退任するようです。後任には高倉麻子U-20女子代表監督が有力視されています。将来的には澤穂希さんの出番も来るのだろうけど。

高倉麻子U-20女子代表監督(日刊スポーツから拝借)
高倉麻子U-20女子代表監督(日刊スポーツから拝借)

高倉さんですか。いやぁ懐かしい。実は彼女はかつて読売ベレーザ所属のサッカー選手の傍ら、私が会員として通っていたエグザスというスポーツクラブ(現コナミスポーツ)の多摩センター店でスタッフとして働いていたことがあります。大きなバイクで通勤してたような。もう25年くらい前の話ですが。少しだけ話した記憶があるなぁ。

他にも同店には元日本代表ゴールキーパーの小野寺志保さんも一時期在籍していました。彼女は確か、その後にジャズシンガーとして歌手デビューしたのだったっけ。

ちなみに多摩センターは帝京大や中央大から近いので、当時の田村亮子さん(谷亮子参議院議員)やプロ入り前の阿部慎之助捕手も来てましたね。あの建物はもうスポーツクラブとしては営業していないけど。

そんなわけで高倉さんんが監督に就任すれば、私としては今まで以上にサッカー女子日本代表への思い入れが強くなりそうです。

自己責任は高くつく

認知症の高齢者が起こした事故に対して家族は責任義務を負わないという最高裁判決が出ました。もっとも当案件における諸々の条件が考慮された結果だけど、考えさせられます。

先日、コナミスポーツの露天風呂でかつてのダイビング仲間と話している際に、介護費用負担の議論になりました。

私が「最近、新百合ヶ丘に新しい老人ホームが建ってた。でも東京圏にはもっと必要だ」と言うと、彼は「そういうのは自己責任で」という意見でした。そういや彼は「自身の資産を1円単位で把握している」と言って憚らない人物。自分に直接関係のない事象には鐚一文支払いたくないのでしょう。米国大統領選になぞらえれば私が民主党寄りで彼が共和党寄りの思想なのかな。

でも自己責任は短期的には確かに合理的だけど、回り回って結局は高くつくと思うのですよね。米国の例で言えば、長年「保険は自己責任」でやってきたけど、いざ中間層が切り崩されてしまうと「裕福でなければ、ちょっと病気をしたら破産」という社会となり、遂には国力を落とすに至りました。因果関係で言えば優勝劣敗の行き過ぎが先か保険の不備が先かは微妙なところだけど、ともかく自己責任万能では社会が不安定化します。お金に不自由しない富裕層とて社会不安が大きい国よりも安定した国に住みたいでしょうに。

老人ホームの件で言うと、例えば「施設に入れなかった認知症の老人が自身が運転する車の前に飛び出してきて、不可抗力的に轢いてしまった」なんてことは起こり得ます。自分の責任ではないにしても後味は悪いし、事後処理でも何かと負担は大きく避けたいところです。

また冒頭の最高裁判決で言えば、その場合でも認知症老人の家族は責任を負わないのだから、何かしらの損害賠償を求めようにも泣き寝入りを強いられるということにもなりましょう。でも、介護付き老人ホームが拡充され、認知症の高齢者が手厚くケアされていれば、そのような事故は未然に防げるかもしれません。

いや、介護施設不足を放置すれば、経済の活力が失われ、富裕層とてマイナス影響を受け兼ねません。実際、東京圏一都三県では昨年から2025年までに175万人(沖繩や鹿児島の総人口よりも多い!)の後期高齢者が増加し、13万人の介護難民が発生すると言われています。ならば介護離職者が10万人超、身よりがなく介護放置される高齢者も万単位で出兼ねないわけです。富裕層とてその資産が東京の活力に立脚するものならば価値は目減りしていきます。

というわけで、何でもかんでも社会任せにすればいいわけではないけど、自己責任論は行き過ぎればかえって負担を増やし兼ねないのだから、介護施設のように「公共性が高く、喫緊の拡充を要するもの」は優先的に税金を投入してしっかり作っていくべきだと思います。

太陽系第9惑星

カリフォルニア工科大学の天文学者が太陽系第9番目の惑星が存在する証拠を発見したそうです。その可能性は昔から語られていたけど、いよいよ確かなことが確認されるときが来るのかも。楽しみです。星の名前は何になるのでしょうかね?

9th-planet of solar system

ちなみにかつてこの惑星の存在を描いたSF漫画もありました。星野之宣さんの名作『2001夜物語』です。

劇中に登場する第10番目の惑星(当時はまだ冥王星が惑星だった)は唯一逆方向に公転しており、何と反物質で構成されていました。よって我々の世界のあらゆる物質(常物質)と接触すると核爆発すら及ばないすさまじい爆発が起こります。

この神に刃向かうようなまがまがしい星は天王星、海王星、冥王星に続いて魔王星(ルシファー)と名付けられ、この魔王星の発見と反物質のコントロール技術の獲得により、人類は遂に外宇宙に繰り出すためのエネルギーを獲得します。

未読の方には是非お勧めしたい名作です。