フレッツ光を解約しました

WiMAXを申し込んでから2日後の今日、WiMAX端末が送られてきたのでフレッツ光を解約しました。ちなみにWiMAXの機種はIO DATAのWMX-GWMR。理由は一番新しいから。


I-O DATA モバイルWiMAXルーター WMX-GWMR

で、NTTのサービスセンターに電話してフレッツの解約を申し出たところオペレータの女性が「解約の理由はお引っ越しでしょうか?」と。私が「いえ、サービスの変更です」と正直に答えたところ、受けごたえの声のトーンに「またか…」というニュアンスが感じ取れました。よほどWiMAXへの切り替えが多いのでしょうね。青ガチャピン&青ムックが大々的に宣伝していますし、プロバイダ費も含めて3,300円/月も安くなるんなら、ヘビーユーザでなければ乗り換えますよね。10年目にしてようやく単年度黒字を達成したNTT東の光サービスですが、この先は再び雲行きが怪しくなるかもしれません。

さて、解約にともない建物に引き込んだ光回線の撤去が必要とのことで、週末に来てもらうことにしました。でも回線利用料は本日付けで止まるそうです。

引き続きSo-netも解約。フレッツの申し込みに必要だったので契約しただけで、So-netのサービスをまともに使ったことはありませんでしたし。まず、貯まっていた利用ポイントをすべて日本赤十字社に寄付。それからアンケートに答え、すべてWeb上で解約手続きが完了。

多少事後作業が残っているものの、晴れてWiMAXへの乗り換えが完了。

でも、これからはiPhoneアプリやPodcastのダウンロードが格段に遅くなりそう。Lionの発売も控えているのに。まあでも年間で4万円ほども浮くことを思えば喜んで我慢するってなもんです。

WiMAXの不便なところ

昨日、レンタル中のWiMAX端末URoad-7000を外に持ち出してみました。行き先は多摩動物公園。私のカメラ練習のフィールドですが、期せずしてそこで拙い現象に出くわしました。URoad-7000に接続しているiPhoneはWiMAX圏外に出ると通信がまったくできなくなるのです。

多摩動物公園内はまだWiMAX圏外でした。つまりURoad-7000は繋ぎ先がないわけですが、iPhoneはURoad-7000には繋がるので画面上部に電波強度をMAXで表示します。そのため一見すると良好な通信可能状態に見えるものの、実際にはWiMAX網から隔絶された状態。それでもiPhoneは電波強度の良好な既知のWi-Fiルータを見つけたので手放そうとはしません。

結局、URoad-7000の電源を切るかiPhone側の設定でWi-Fiをoffにして3Gに戻さないことには一切のデータ通信ができないということに。それって面倒ですよね。

もっともURoad-7000は約1年前の機種なので、URoad-8000やWMX-GWMRといった最新端末ではどうかは解りませんが、改善は見込み薄でしょうね。どちらかというとiOS側の問題のような気がしますので。Appleにリポートしておこうかな。

WiMAX Wi-Fi モバイルルータ URoad-8000


I-O DATA モバイルWiMAXルーター WMX-GWMR

WiMAXって遅いなぁ…

WiMAXのレンタル機が到着。

レンタルWiMAX

さっそく試してみました。

セットアップは実に簡単。WiMAX端末の電源を入れ、Wi-Fi機器から接続するとWPAキー(パスワード)を訊かれるのでWiMAX端末に貼ってあるシールに書かれた数字を入力するだけ。

で、結論から言うと、結構遅いですね。XTREME SPEED TESTというiPhoneアプリを使ってスピードを計ったところ残念な感じで。

下り速度40Mbps(ベストエフォート)とのことでMAX10Mbpsぐらいは出るかなと思っていたのですが、私の自宅では何度試しても3Mbpsがやっと(日曜日の午後や夕方の場合)。フレッツ光をWi-Fiで使った場合、7〜8Mbps出ているのに。

スピードテスト結果1
WiMAX(左)とフレッツ光(右)

と、ここであることに気付きました。私のiPhoneは3GSなのでIEEE 802.11 b/gにしか対応していません。なるほど、有線なら50Mbpsほども出ているフレッツ光です。Wi-Fiだからといって7〜8Mbpsってことはないでしょうから。

ということでiPad 2で仕切り直し。こちらはIEEE 802.11 nに対応しています。結果はこう。

スピードテスト結果2
WiMAX(左)とフレッツ光(右)

これなら満足はしないまでも一応納得かな。

それに一番肝心なのは使用感。フレッツ光とは比べるべくもなく、遅いときは10年前のADSLを使っているような感じですが、まあ、ナローバンドによるある種のスローライフもいいかなと。私はあまり動画は見ませんし。

というわけで不満は多々あるものの、フレッツ光を解約してWiMAXに乗り換える覚悟ができました。時速300km/hで走れる車みたいなサービスは私には不要です。

WiMAXの速度も次第に改善されていってくれればと期待します。

WiMAXの契約で迷う

まだレンタル機で試していないものの、もうWiMAXに変える気満々なので契約形態と機種選択の検討に入っています。UQ WiMAXにするか、それとも提携会社のMVNOにするか。MVNOのメリットは各社の独自サービスを付加できることですが、選べる機種も変わってくるようで。

差し当たりプロバイダ系(Nifty、So-net、BIGLOBEなど)はパス。追加の有料サービスを契約するつもりがないので。J:COMMも同様。

余談ですが、いわゆるインターネット・プロバイダはもう役割を終わりつつあるのかもしれません。メールアドレスはGmailを使えばいいですし、blogの開設にしてもアメーバなど無料サービスがたくさんありますので。回線を引く際に必要だからと契約したものの、特に固有のサービスは使っていないという人も多いのではないでしょうか…。

馴染みの業者でピックアップした結果、選択肢は以下の通り。

  • YAMADA電気
  • ビックカメラ
  • ワイヤレスゲート(ヨドバシカメラ)
  • UQ WiMAX

4社ともそれぞれ内容の異なる無料のWi-Fi接続サービスを用意しています。提携のWi-Fiスポットを見つけたら、より高速なそちらも利用できるってやつですね。

それぞれの差はこんな感じ(2011年6月末時点)。

業者のサービス対比

この他にも各社とも公共Wi-Fiが利用できるようです。

でもlivedoor Wirelessは提供エリアが乏しいみたいですし、BBモバイルポイントはiPhoneやiPadでも使えるので付加サービスとしての魅力はありません。ワイヤレスゲートもそれらの横断サービスらしいので魅力薄かな。いくらか良さそうに思えるのはWi2 300。私が成田空港との往復によくりようするリムジンバスでも使えますし。

だとすると候補はビックカメラかUQ WiMAX。だたしビックカメラで選べる端末はSinsei Corporation製と株式会社ソフトアンドハード製のみ。私が希望するクレードル付きの機種(IO-DATA、NECアクセステクニカ)はダメなようで。

ならば選択肢は一つだけ。UQ WiMAX。結局、本家本元と契約するのがもっとも無難かつ利便性が高かろうと。オンラインストアで買うと日数がかかるようなのが厄介ですが。

WiMAXは節電にもフレンドリー

最近WiMAXの広告がやたらに増えましたね。ふと気付くとこのブログにも広告が表示されていたりもします。勢いづいての販促なのか、それとも販売テコ入れなのかは知りませんが。

ともかく電波状況さえ及第点なら何かと冗長な光回線を引き続けるよりもWiMAXで置き換えれば以下の点が有利です。

  1. 料金が下がる
  2. 電気代が下がる
  3. 配線がすっきりする
  4. 無線LAN環境を持ち出せる
  5. 新規導入時に工事が要らない
  6. 引っ越し時の手続きが簡単になる

特に注目なのは2かな。節電が叫ばれているご時世なので。例えばフレッツ光+ひかり電話の場合、回線終端装置とひかり電話ルータが共に約12Wずつ(動作状況によって変化)を消費します。これに外付けのWi-Fiルータを付ければ消費電力はさらに増えるわけです。それがWiMAXならWi-Fiルータと同等の電力で済むようになります。回線終端装置とひかり電話ルータの24Wがなくなるわけです。まあ、エアコンやドライヤの消費電力に比べれば微々たるものかもしれませんが、機器が減れば気分が違ってきますよね。

でも、およそ出先で置き忘れ、紛失する可能性を除けば良いことずくめ。フレッツ光にしろ頓挫したSoftbankの光の道にしろ、もはや実情に合わない過剰品質&高コストインフラの色合いが強いと思います。多くの人にとっては光である必然性がないので…。