続・My Blog Postsはダメ、RSS Graffitiもダメ

BlogのエントリをFacebookのニュースフィードに流すアプリがMy Blog PostsとRSS Graffiti。

My Blog Postsの難点は以下の通り。

  • 投稿の欠落が起きる(blogを巡回する周期が長く、間隔も読めない)

対してRSS Graffitiの難点は以下の通り。

  • 設定が「Standard」だとBlogエントリの全文が表示されてしまう
  • 設定が「Compact」「Status Updates」だと逆に本文がいっさい表示されない
  • タイトルにBlogエントリへのリンクが貼られない

でも、どちらかといえばFacebookへの反映が確実なRSS Graffitiの方が好ましいと思っていたのですが、RSS Graffitiにもう一つ不都合点が見かりました。

この通り、iOS用のFacebookアプリでニュースフィールドを表示すると、blogへの誘導にリンクが付きません。

Facebookのニュースフィードの画面スナップ(iPhone)

その下のMy Blog Postsによる投稿内の「チビのカニ」の見出しにはリンクが張られているのに…。

ちなみにパソコンの画面だとちゃんと「Full story」(エントリへのアドレス)と「FROGFISH.JP」(blogのアドレス)にリンクが張られています。

Facebookのニュースフィードの画面スナップ(Mac)

FacebookアプリとRSS Graffiti、どちらがどう直すべきなのかは解りませんが、ともかく既知の不都合もあるので、RSS Graffitiには早急な次期バージョンの投入を期待したいところです。

My Blog Postはダメ、RSS Graffitiもダメ

私はいまだにTwitterやFacebookではなくblogに軸足を置いています。主な理由は訓練のため。ビジネスシーンでは他者を説得する、納得してもらうための文章を書く機会が多いもの。あるいはスピーチの。自分の考えを他者に伝えるという行為は意外に難しいものです。そのための論理建て、スキルを向上させるには140文字の呟きなどよりもblogの方が適しているだろうと。

My Blog Postsのロゴマークさて、せっかく書いたblogなのでFacebookにも流そうと思い、ずっと「My Blog Posts」を使ってきました。でも、My Blog Postsはどうも動作に信頼がおけません。投稿の欠落が起きるのですよね。しかも規則性が解りません。数日置きにエントリを書くような人にはいいのかもしれませんが、1日1本以上書くようにしてる人には役不足です。

My Blog Postsには「Manual Publish」とうコマンドも用意されています。こちらを実行すると確かにblogのエントリがFacebookのニュースフィードに流れるものの、それが最新のエントリとは限りません。blogに新しいエントリを書いてManual Publishを行ってもニュースフィードに投稿されるのは古いエントリだったりします。古いエントリを削除して再度Manual Publishしても変化なし。

推測するにMy Blog Postsのロボットが皆のblogを定期的に巡回した際に最新エントリの要約を作成して記憶し、規定の周期が来るかManual Publishが実行されるとそれをニュースフィードに投稿していると思われます。システム負荷の都合でしょうかね。せめてManual Publishが実行されたときに要約を作成・投稿する仕様に変えてくれれば、手間が増えるものの欠落なしに流せるようになるのですが。

RSS Graffitiのロゴマークそこでもう一つの手段である「RSS Graffiti」を試してみました。こちらは巡回サイクルを指定できることもあって投稿の欠落は起きません。

でも、すぐに難点に気付きました。デフォルトの設定だとblog更新のお知らせが異様に長くなる場合があるのです。こんな感じに。

RSS Graffitiの投稿例(Standard)

そう、全文です。これをニュースフィードに流されては適いません。大画面のデスクトップPCならまだしもスマートフォンの画面には到底収まらないし。

なお、オプションの表示形式を「Standard」から「Compact」に変更すると、こう変化します。

RSS Graffitiの投稿例(Compact)

すっきりしたものの、タイトルしか表示されておらず寂しい感じがします。それとタイトルにblogへのリンクが張られてないのも減点。人の習性として目に付いたタイトルがあればクリックするものなので。

さらに「Status Updates」に変更すると、もっと寂しくなります。

RSS Graffitiの投稿例(Status Updates)

やはりタイトルに加えて書き出しの数行ぐらいは一緒に表示して欲しいといころです。

ちなみにMy Blog Postsではこんな感じに。

MyBlogPostの投稿例

まあ許容半以内かな。でも、これでも長い気がします。

よって、My Blog PostsとRSS Graffiti、現状はどちらもペケ。ひょっとしたらWordPressとの相性が悪いといった個別の事情があるのかもしれませんが。

ともかくMy Blog Postsの更新サイクルが早くなるか、RSS Graffitiのオプションに「テキストの冒頭からn行(もしくはnnn文字)にトリミング」という設定項目が設けられれば解決するはずですが、その日は来るのかな…。

光回線でナローバンド通信

昨日、自宅の集合住宅にインターネット回線が引かれました。今までは入居者各人で申し込んでいたのが、建物の標準装備としてJ:COMのインターネットを導入するとのことで。

WiMAXよりも速い回線が無料で使えるようになるかと期待して引き込み工事がてら説明に来てもらったのですが、何のことはない、引き込みは無料でも以下のように月々の使用料は発生するとのこと。

  • 160Mコース・・・6,300円3,980円
  • 40Mコース・・・5,775円2,980円
  • 12Mコース・・・4,179円1,980円
  • 1Mコース・・・3,129円0円

総じて2〜3千円割り引いてくれてますが、私はWiMAXの2年縛りが1年半も残っているので無料の1Mbpsコースにしました。半年前ならフレッツ光を止めて最上位の160Mコースあたりを導入したと思うのですがね。

室内に新たにモトローラ製モデムが設置されたものの、込み合っているときのWiMAXよりも遅いので電源すら入れる予定はありません。まれにWiMAX網がダウンしているときだけは活躍してもらおうかな。

それにしてもケーブルテレビ用に光回線を引き込んでおきながら下り1Mbpsですか。なんか間違っているような気がしないでもないです。4Mコースなんかを設けると上位コースを申し込む人が減っちゃうからだろうけど…。

iPhone 4Sから機種変更するときに発生する料金

iPhone 4Sをなくしたので来夏以降に発売見込みのiPhone 5までをどう凌ぐかを検討中です。当然、なるべく金銭的な負担を押さえるのが主眼になります。

Softbankの料金プランは相変わらず難解で解りにくいのですが、仮にiPhone 4Sから他機種に機種変更する場合、本体購入代金相当を割り引くスーバーボーナスのサービスが終了します。その際、もし4Sの利用開始から6ヶ月以内なら残金を一括で精算する必要があるとのこと。6ヶ月を経過していればスーバーボーナスの割引はなくなるものの、そのまま分割払いを続けられるようです。

なお、一応訊いてみたのですが、SoftbankからiPhone 4SなりiPhone 4の本体だけを買うことはできないとのこと。よって、iPhone 4SからiPhone 4SもしくはiPhone 4に機種変更(これ日本語として変だと思う。4Sどうしなら機種に変更はないわけで…)する場合、前のiPhone 4S代の精算が発生するとともに、新しく契約した方の分割払いとスーパーボーナスがリスタートすることになります。

そうした場合、来年iPhone 5に機種変更すると計3台分の本体代金の支払いが重なってしまいますね。おそらくiPhone 5にもスーパーボーナスが用意されるので実質的な支払いは前の2台分だけで済むとは思うけど。

また、使っていないiPhoneを持ち込んでそちらを自身の回線契約でアクティベートする場合は1,980円の手数料を払うだけで、なくしたiPhone 4Sへの分割払いに対するスーパーボーナスの適用を受け続けられるようです。私も現在はこの方法でiPhone 3GSを使っています。

とは言え今さらiPhone 3GSでは遅さには目をつぶるとしてもバッテリーが相当へたっているので、iPhone 4からiPhone 4Sに乗り換えた知人からiPhone 4を安価に譲ってもらい、それを使っていくのが一番良さそうです。

オープンソース開発の終焉

人気WebブラウザFirefoxの開発に暗雲が立ちこめているようです。

確かに私も今ではSafariとChromeを使い分けていて、FirefoxはWebの表示で気になる点があったときぐらいしか起動しません。 湯川さんは

それにしてもオープンソースって新しい時代の究極のビジネスモデルとして期待されていたのに、どうして機能しなくなったんだろう。ちょっと考えてみたい。

と問いかけていますが、確かにそうでしたね。

でも私は前々からオープンソースには懐疑的でした。「そりゃ、お金持ちの道楽には良いだろうけど…」と。小飼弾さんのように、若くして大きな富を築いただけでなく、ひとたび書評を書けばまとまった額のアフィリエイト益が発生するような成功者がオープンソースに時間と能力を割くのは素晴らしいと思いますが、有志の大多数はそのような立場にはないのでしょうから。

例えばOpenOffice。あの使いにくさてんこ盛りのMicrosoft Officeがデファクトスタンダードになり、定期的にアップグレード費を払わされるのは釈然としないので代替品を用意しようという心意気は買います。でも、オープンソースの有志によって開発されるということは、営利企業が売り上げを見込んで開発するときほどのモチベーションや切迫感、統制が伴わないのではないかと。お金をかけないのでGUIのデザインにしてもチープになりがちだし。結局、OpenOfficeはMicrosoft Officeに取って代わることもなく、オラクルによるサン・マイクロシズテムズの買収などもあって、よく解んない状態に追いやられました。

で、思うのですよね。「その開発力、互換品ではなく、もっとオリジナリティ溢れる製品作りに向けられたらいいのに」と。

そこで考えたのですが、企業が営利目的で開発案件を掲げ、仕様とソースコードを公開してボランティアの開発協力者を募って製品を作り上げるなんてことができれば理想かな。功労者には完成品のライセンス供与やクレジットに名前を入れて報いることにして。アイディア勝負のゲームやスマホ向けアプリには無理でも、業務用のクリエイティブツールの類いなら、そういう公然とした手法も成り立つのではないかと。

もはやパソコン用のソフトウエア製品が売れない時代ですが、例えば「肥大化しきったIllustratorのライバルになり得るドロー系ツール」や「Wordよりも素直に使えてInDesingほどの専門スキルは必要としない文書作成/レイアウトソフト」なんてものには見込みがあると思うのですがね。Microsoftにはcloudという外圧があって以前ほど横暴なことはできなくなりましたが、プロ御用達のツールを一手に引き受けるAdobeは、Creative Suiteのアップグレードポリシー変更などで以前よりも強引になった感がありますし。

そうそう思い出しました。私は以前IT関連機器の取扱説明書を制作する会社に勤めていたのですが、制作の現場では決してトリセツ制作の用途に適しているとは言い難いQuark XPressやAdobe InDesignが使われていて不効率に思えたので「いっそトリセツ専用ワープロを開発してはどうか?」と提案したことがありました。例えば「語句の統一支援」「新旧差分チェック」「相互リンクの追跡更新(InDesignにもBuggyなのが搭載されているけど…)」といったトリセツ作りで多大なマンパワーを要する作業を肩代わりしてくれる機能があれば、どれだけ制作効率が上がり、コストダウンに繋がったか…。最終的には予算措置ができずにその企画は流れたのですが、そのような開発案件には「外部のボランティアを動員する製品開発」は有効な手段かもしれません。