SONYが1万人の人員削減ですか…

一昨日、そう発表されましたよね。かつてのSONYファンとしては残念だけどこれが時流。なにしろ40インチのテレビが300ドルの時代なんで。

厳しいのはSONYだけではないため向こう1年の間に有名電機メーカーから何万人もの人材が再就職市場に出てきます。当然、傘下の中小企業からも。中にはお決まりコースでSamsungあたりにヘッドハンティングされる人もいるでしょうが、大勢が所得を減らすでしょうから景気の押し下げ要因になるとともにサバイバルですね。自分も今のお仕事をがんばらないとな…。

で、SONYの話。実は私も昔は家中のAV家電をSONY製品で揃えていたものの、いつしかまったく食指が動かなくなりました。転機はかつてのHDDレコーダー『スゴ録』が頻繁に予約録画をしくじるから、だったかな。だとすると10年くらい前ですね。

その後も友人からPSPとメモリースティックを託されて動画データを入れてくれるように頼まれた際、あまりに不便な仕様に愕然としたことも。そりゃあもうこれほどAppleに水をあけられるのも無理はなかろうと。何というか、UIも含めて使い勝手の洗練度が格段に劣るのですよね。Macがマイナーな存在でiPodにできることが限られていた頃ならともかく、人々がiPhoneやMacBook Airに慣れ親しんでしまった以上、世間が求めるハードルはいっそう上がってしまいました。

もっとも二年前に買った東芝製のHDDレコーダーはそれらに輪をかけてダメなUI設計(むちゃくちゃ数が多いリモコンボタンに無造作に機能を割り振ったような)だったので、むしろSONYは頑張っていた方かもしれませんが。

ああでもSONY製のデジカメはいいと思いますよ。二年前、普及価格帯のコンデジにいち早くフルHD動画撮影機能を搭載したCyberShot HX5Vは良かったし、NEXシリーズにしても各社のミラーレスカメラでもっとも大きなセンサーを採用している点はいかにもハイパワー志向のSONYらしい決断でした。

iPadスマートカバーの注意点

iPadの大人気アクセサリーがスマートカバー。通称「風呂のふた」。私はこれが使いたくて昨年iPad2を買ったようなものです。

iPad and Smart Cover

私もこの赤いやつを使っていて、たいへん気に入っているのですが、注意点が一つ。革を染めているので色落ちするのですよね。そのため背面カバーはこの通り。

背面カバー

革タイプのスマートカバーを使うなら背面カバーも必須ですね。ひょっとしたらもう改善されているかもしれませんが。

iPadを衝動買い

Apple Storeアプリの画面新しいiPadを注文しました。納期1〜2週間だそうです。早ければ来週半ばには出荷されるかな。

もうしばらく待てば発熱対策が向上するかもしれないとは思いつつも、いつまで待てばいいか解らないし、iPhoneのAppStoreアプリで何かを買ってみたかったのでつい。

今回選んだのは32GBモデル、50,800円。今のところiPad2(Wi-Fi 64GB)が2万円くらいで下取りしてもらえそうなので差額約3万円。あるいはその金額で誰かに譲っても良いですね。

新しいiPadを向こう1年間使うとして3万円÷12で一ヶ月2,500円。まあ出費としては許容範囲です。それを1年間限定で使うなら早く買った方が得策でしょう。

32GBにしたのは昨年64GBのiPad2を買って容量を持て余したから。実際、HDビデオの類いをたくさん入れなければそうそう埋まるものではありません。もしくはRAW画像を目一杯とか。

ちなみに私はNikon D7000にSDカードとEye-Fiカードを挿入し、それぞれにRAWとJPEGを振り分けて保存しています。そしてダイビング後はカメラのハウジングを閉じたままEye-FiからiPadにJPEG写真を転送。軽めのJPEGですら低速なことを考えると、とてもRAWファイルを転送する気にはなりません。iPadでRAW現像というのもどうかと思うし。

そういうわけでiPadを買うことにしたものの私はiPhone 3GS→iPhone 4Sの時も特に感慨はなかったので今回もそうかも。新しいiPadが欲しかったというよりは、月々2,500円とかなら新製品に乗り換えた方がいいと思っただけだから。

Appleのおかげでさ…

4月から6月にかけて画面の大きなiPhoneが発売されるという憶測が出ていますね。おおかた試作機の一つをかいま見た人が垂れ込んだってとこじゃないでしょうか。イレギュラーな解像度を採用したら世界中の開発者はパニックになりかねないし。でもドット数は変わらす画面サイズだけ大きくするならありです。Nintendo DSi LLみたいに。


iTunesで買った楽曲やアプリを何台までのiOSデバイスで使えるのかが気になって調べたところ10台でした。何となく5台までだと思っていたのですが、それはApple IDとMacの関連付けの数だったのかな。

2011年10月12日更新のライセンス規約には以下の記述があります。

お客様は、最大10個の関連デバイス上に、本アカウントから適格コンテンツの自動ダウンロードまたは購入済み適格コンテンツのダウンロードをすることができます。ただし、アイチューンズが認めたコンピュータについては最大5つまでです。

これを読み解くと「1個のApple IDで使えるiPhone、iPod touch、iPadは最大10個、MacかWindows PCは最大5台」ということですね、多分。

だとすると、じじ、ばば、パパ、ママ、そして兄弟姉妹が6人の大家族なんかはiOS向けコンテンツの類いは一家で1個買えばいいことになります。5人家族で各人がiPhoneとiPadを1台ずつって例えの方が現実的かな。まあ、Blu-rayの映画タイトルだって通常は一家で1枚あれば十分なわけだから妥当でしょう。

いや、でもBlu-rayの映画を1本買っても一度に再生できるのは1個のプレイヤーでのみ。リビングで誰かが観ていたら別の誰かが自室のPCでってわけにはいきません。Nintendo DSのゲームだって複数人で同時に楽しむには人数分を買わなければなりません。でも、物理メディアを介さないiOSアプリは最大10人が同時に使うことだってできます。まあ実際のところ家族5人がそれぞれ別のパソコンやiOSデバイスで共通のApple IDを使っているなんてことはないかもしれませんが。

同じく悩ましいのは法人客の場合。例えばどこかの図書館が10台のiPadを来館者に貸し出すとしたら、図書館がiTunesのApp Storeから購入する市販アプリのライセンスは1個だけです。この場合、延べ人数で何千人が利用しようともApple ID1個につき1ライセンスしか売り上げになりません。まあ、こちらはiOSうんぬんの話ではない気もしますけど。

で、何が言いたいかというと「ソフトウエアメーカーにとって難しい時代だなぁ」という感慨の吐露。以前なら考えられないほど参入が容易で極めて小さなアイディアでも全世界に打って出られるようになった反面、多勢に埋没しやすくもあり、売り上げの単価の相場も悲しいぐらいに低いという…。

もっともiPhone以前にはなかった市場が出現したってことでもあるのですが。大波には逆らっても飲まれるだけです。上手く乗りこなすか、さもなくば十分に距離を置いて巻き込まれないようにするしかありません。

うん、良くも悪くもAppleに振り回されています。

Apple税

どれほどモバイル機器が台頭しきても精細な絵を描くような用途には相変わらずパソコンが必要です。ご多分に漏れず私も会社では主にMacを使っています。

昨年来、Mac App StoreによってMac用アプリがiTunesで音楽を買うときのような感じで買えるようになったのですが、悩ましいのがそれらを会社で購入する場合。当然ながら私が使うMacに会社名義のクレジットカードが紐付けされてるなんてことはないわけです。かといって個人では買いたくないし。

手っ取り早い解決策はiTunes Cardを会社で購入してApple IDに額面をチャージする方法ですが、iTunesカードの額面は1,500円、3,000円、5,000円の3種類。よって例えば1,700円のKeynoteが欲しい場合、1,300円もしくは3,300円余らせることに。残金の精算や譲渡はできず、会社のマシンで音楽を買うわけにもいかないので、あらたな業務用アプリを購入しない限りこのお金は塩漬けです。他に業務で活用できるアプリが見つかったとしても、きっかり残金を使えるとは限らないので、Appleに巻き上げられたような状況になってしまいます。事実上のApple税です。

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せめてApple製のアプリは1,500円、3,000円、5,000円のどれかと決めてくれればいいのですが。

ちなみに現状のApple製アプリは以下の通り。

OS X Lion 2,600円
Keynote 1,700円
Numbers
Pages
iPhoto 1,300円
iMovie
GrageBand
Aperture 6,900円

ただし、iPhoto、iMovie、GarageBandは新しいMacを買うと付いてくるわけです。しかもKeynote & Numbers & Pagesを買うと合計5,100円というもどかしさ…。