iPadに足りないもの

iPadにはソフトウェアキーボードが搭載されていて、テキスト入力のタイミングになると自動的に表示されます。でも、はっきり言って使い勝手はイマイチなのですよね。

何が足りないかというと矢印キー。

iPadのソフトウエアキーボード

Appleとしては、そもそもタッチパネルだから不要だろうという判断なのでしょうが、それほど完成度は高くありません。

例えばこのblogで使っているWordPressの編集画面はまだiPad向けに最適化されていないこともあり、指でタップしても的確な位置にカーソルを動かせないことが多いのですよね。まあ多分にWordPressとの相性の問題かもしれませんが、メモアプリだってそうです。どんなにタップを工夫してもカーソルが目当ての位置に移動させられないことがあります。

さて、昨今ではiPadによるパソコンの置き換えが進んでいます。そんなときに便利なのがBluetooth接続の外付けキーボード。特に長文の入力では作業効率が圧倒的に違ってきますので。

でも購入時に気をつけなければいけないのは矢印キーが設けられていない製品があること。差し当たりこちらは大丈夫なようです。

いきなりモニプラ

facebookメニューのモニプラiPadのFacebookアプリを立ち上げたところ、いつの間にかサイドバーに見慣れない「MONIPLA モニプラ」なる項目が追加されていました。そんなことできるんですね。Facebookとの間で提携とかしているのかな。得体の知れない業者が同じようにわんさか参戦したら収集がつかなくなりそうだし。

ちなみに、「MONIPLA モニプラ」のリンクを辿ると同名のiOSアプリに繋がっていました。無料だったのでダウンロードしてみると、各種の商品モニターを募り、業者に仲介するサービスのようです。なるほどね。

Adobe税の時期が巡ってきた

Adobe CS6のイメージ画像Adobe Creative Suite 6が5月11日から発売になりますね。さすがはソフトウエア界のコングロマリット。またぞろ手広く製品を拡充してきました。

Adobe CSは私にとってもメインの仕事道具なのですが、毎度このタイミングは悩ましかったりします。何しろAdobeはけっこう大きなバグを直さないまま新しいバージョンを投入してくるし、新バージョンでもそのバグが直ってなかったりするので…。

ちなみに私が個人で所有しているのはCS4 Design Premium。同じ位置づけのDesign & Web Premiumへのアップグレード代金は119,000円。会社で購入してあるのがCS5 Design Standardなので94,000円(Design Standard→Design Standard)。会社の方は自己負担ではないにしろ、決して安くない買い物です。

他にも月額5,000円のCreative Cloudという手がありますね。すべての主要製品の最新版が使えて年間6万円、2年間で12万円とCS4 Design Premiumからのアップデートとほぼ同額(しかも既存バージョンのユーザーは初年度3,000円/月とのこと。ならば2年間で96,000円)。Adobeとしてはこちらに多くのユーザーを動員したいでしょうね。アップグレードをスキップされることがないから。

でもなぁ、Creative Cloudにしてしまうと、将来的に契約を止めたら一切使えなくなっちゃいますよね。仮に1年後「仕事で使うことは無くなったけど、たまに趣味でPhotoshopを使いたい」なんてことになっても契約を止められないわけです。

私はバリバリのグラフィックデザイナーでも多才なマルチクリエイターでもないので、もはや使うアプリと機能は限られているのですが、だからこそIllustratorの64bit化によるパフォーマンスの向上といった基礎的な進歩には心引かれるものがあります。

他にもFireworksのCSS3作成やFlash Pro→HTML5出力なんかも楽しそう。CS6は今どきの目ぼしいトレンドの足並みが揃った節目のバージョンっぽいので、ここはバージョン上げとかなきゃなんないかな。

てなわけで今のところパッケージ版を購入するって方向に心が動いています。ただし、2年と言わず4年かそれ以上は引っ張るってことで…。

最後に、気になったのでSKUごとのデスクトップアプリをまとめてみました。Creative Cloudはこの他にも特典があるようです。

  Creative Cloud Creative Suite
Desin & Web Premium  Desin Standard
Photoshop® CS6 Extended  
Photoshop® CS6    
Illustrator® CS6
InDesign® CS6
Acrobat® X Pro
Flash® Professional CS6  
Flash Builder® 4.6 Premium Edition    
Flash® Professional CS6    
Dreamweaver® CS6  
Fireworks® CS6  
Premiere® Pro CS6    
After Effects® CS6    
Audition® CS6    
SpeedGrade™ CS6    
Prelude™ CS6    
Encore® CS6    
Adobe Muse™    
Edge    
Bridge CS6  ○
Media Encoder CS6  ○

電子書籍三年目

初代iPadが発売されたのが2年前の4月。そこを電子書籍元年とするなら今年は電子書籍三年目に当たります。私も仕事の一環で断続的に研究していましたが、ふと立ち止まって現状を見回してみると、思っていたほど何かが変わった感はないような…。

いや、中には相当数売れている電子書籍もありますよね。「もしドラ」やスティーブ・ジョブズの伝記など。でもそれって紙の本としてもベストセラーで、電子書籍だから売れたのではないわけです。

思い起こせば2年前、iPadが発売され、iBooksがePubをサポートしていたことで、いよいよセルフパブリッシング時代の幕開けかと言われていました。標準規格のePubにすれば誰でも売り物と同じような書籍が作れ、出版社やら取次、印刷や製本の工程もすっ飛ばして本が出せると。

でも現実はそうはなりませんでした。考えてみれば当然です。人々は無名作家の作品なんか買って読みたくはないわけで。例えば小説なら、せめてどこかの新人賞はクリアしたぐらいでないと食指は伸びません。いや、無料公開でもそもそも辿り着かないでしょう。かつてのホームページやBlogのようにはすそ野は広がらないわけだ。

一方で著名人、有力作家は出版不況下にあっても出版社と編集者のサポートを受けながら紙の本を出版できます。有力作家の作品が揃わないのが日本で電子書籍が足踏みしている最大の理由ですが、歩合制の電子書籍と違って紙の本が出来たら作家には印税収入が入るわけで、特に新しいこと好きでもなければ電子書籍化を急ぐ理由はないでしょう。

うん、少なくとも日本では電子書籍が花開くのはまだまだ先のような気がします。年内には黒船Amazonが参入してくるようですが、どうでしょうかね。

ああ、でもiPadの普及で自炊データが実用的になったのは大きな進歩かも。

ちょっとだけラッキー

先週、新しいiPadが届いたので対応の裏面カバーを買ってみたところ、うっかりしたことに手持ちのスマートカバーと併用できないタイプでした。iPad背面の右端を覆う部分に切り欠きがあって、スマートカバーの磁石面がiPadに直に吸着できるようになっていないとダメなのですよね。

最近の量販店の売り場には試着用のiPadカバーが多数ぶら下がっていてあれこれ試せていいのですが、最後の最後に取り違えてしまえばアウトです。

で、失意の中、間違えて買ったカバーをiPadに装着してみたところ左右どちらかの側しかフィットしません。どうやらカバーがたゆんでいる不良品だったようです。

ってことで返品が利きました。自分のミスが帳消しになってちょっとラッキー。

もちろん今度は念入りに確かめた上で違う製品を買いました。こちら(↓)の白を。

白といってもiPadに似たオフホワイトではなく、コップを洗う際に水で薄まった牛乳のような色ですが。

なお、古いiPad2はダイビング仲間に譲ることにしました。撮った写真を持ち歩くのにこれほどいいデバイスも他にはないですしね。パソコンの用途もある程度までは置き換え可能だし。

市場の買い取り価格よりも高いものの、中古を買うよりはずっと安いという値段で話がついたので良い取引になりました。

それにしても新iPadの画面は妙に青みがかっているような…。