なぜトランプ贔屓?

米大統領戦が2ヶ月後に迫っています。世論調査では民主党のバイデン候補がリードしているものの、現職のトランプ大統領が猛追している形です。まあ、世論調査なんて当てにならないけど。例えるなら現状は最終問題が15点のクイズ番組終盤で50対45みたいな感じかな。

トランプ&ペンス

今回、私が不思議に思うのは、日本のメディアに登場する日本人のジャーナリストや評論家の人たちにトランプ贔屓が多いこと。トランプの勝利予想ってことならまだ解るけど、決まってバイデンは認知症だのとディスりにかかるのですよね。どういう心境なのだろう?

もちろん歴史的には共和党政権の方が日本との相性がいい傾向があるけど、トランプが共和党のトップという点にも私はいまだに違和感があります。

ひょっとして4年前、ほぼ全員が下馬評通りクリントン勝利と予想して外したので今回はトランプの勝馬に乗ろうとしている?

いや、違うな。多分、強い言動をする人になびいてしまっているのではないかと。例えるならかつての石原慎太郎都知事のような。主に中国の台頭やその強行路線、価値観の違いなどを背景に。例え無理筋であっても溜飲を下げてくれると。

ただし、中国政府もトランプ氏の再選を望んでいることでしょう。バイデン政権になっても米国議会の総意から反中路線は変わりそうにないので、トランプ政権が続く方が米国内が安定せず付け入る隙が出来ると。

まあ、私には投票権もなく、ただただ見守るしかないのだけど、現時点での私の予想はバイデン氏勝利です。理由はコロナ禍がその頃までに収束していないどころかむしろ悪化していて、経済状況や失業問題、そしてトランプ氏の失政がクローズアップされるようになると。ワクチンなんてあてにならないですからね。コロナさえなければトランプ氏の圧勝だっただろうけど。

猛獣使いの安倍総理も再来週には辞任するわけだし、トランプ氏にも1期限りで身を引いてもらった方がアメリカのみならず世界のためのような気がします。

ただし、トランプ氏が負けても郵便投票がインチキだのと訴えてホワイトハウスに居座るなんて予想もありますよね。世界最強のアメリカは大統領選挙の制度そのものがあやふやなんだよな…。

それにバイデン氏が勝ったとしても、就任早々、あるいは就任前にも健康不安で身を引かざるを得ない可能性はあります。だったらカマラ・ハリス氏が昇格。まるでかつてのフィリピンみたいに。ジョセフ・エストラーダ大統領が弾劾されて、女性のグロリア・アロヨ副大統領が大統領に繰り上がり、結果、フィリピンの大統領制度は1期6年なのに、再選された任期と合わせて9年以上も大統領職を勤めたのですよね。

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