都知事選は小野たいすけ候補に一票

東京都知事選まで二週間を切りました。さながら小池都知事の信任投票的な面は否定しないけど、私は小野たいすけ氏がいいと思います。理由は地方との連帯、共存を訴えているから。五輪にしても、2024年開催に向けて交渉する姿勢は極めて妥当です。

東京都知事選2020小野泰輔候補

小野氏は東京出身ながら熊本県の前副知事だけあって地方の視点も持ち合わせています。他方で小池都知事は地方出身ながら東京優先。副知事や都議らとともに「都の税収を国に召し上げられることに納得がいかない」なんて論を打ったりしています。でも、東京の繁栄は国策によって全国から企業を東京に集結させた結果。言わば、優越性を与えられて稼ぐことを託された立場。再分配が前提なのに「東京の税収は東京だけで使う」なんて発想は身勝手すぎます。

ただし、この先の東京には苦しい時代が必ず訪れます。何しろ超高齢化が迫ってきているので。東京一極集中は、つまるところ「地方から後期高齢者予備軍を呼び寄せた」「本来なら地方で生涯を終えるはずだった人達の老後の面倒を東京都がみる」という話だから。とはいえ東京では大規模介護施設を建てる土地はなく、人材も簡単には養成できないので、介護離職者はますます増えていくでしょうね。

しかも新型コロナウイルス対策のために都の貯金である財政調整基金のほとんどを使い果たしました。その上、来年の東京五輪・パラリンピックは中止の線が濃厚。そうなると何も成果を得られないまま負債の大半を都が負担することになります。そのため東京都の財政は一気に悪化していくことでしょう。せめて五輪・パラリンピックは4年後に先送りさせてもらえるよう再交渉すべきです。

というわけで小野氏の政策が最も都知事に相応しいと思うのだけど、残念なことに私は都民ではないので一票を投じることができないのですよね。

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