花粉症を避けてフィリピン語学留学?

スギ花粉症を持った人にとって2月、3月は憂鬱な時期。逃れるためには沖縄以南に行く必要があります。九州なんかに帰省しようものなら大陸からの黄砂とのダブルパンチを食らいかねません。

もちろん沖縄でもいいのだけど海水温はまだ冷たいし、滞在して何をするわけでもなければ、その時期を有効活用すべくフィリピンあたりの英会話学校にでも行こうかと思う人も多いかと。私も4年前にはそうしたし。あの頃はParadise Gobies Diversがまだあって休日ごとにダイビングに行けて楽しかったのですよね。

Paradise Gobies Diversのロゴ

でも英語留学ってやつを一回経験してみて思うことは「あれってどうだかなぁ」だったりします。留学といいつつも、つまるところ教育ビジネスではなく観光業の一形態で、いわば「英語授業体験合宿」だから。

例えば近頃はホテル内の学校も多くなったけど、それってホテルのオーナーが客室の空きを埋めるために名ばかりの学校を開いているだけのところも多いと聞きます。

何しろレジャー観光なら客の多くは3泊4日で週末前後に集中するけど、英語留学だと一週間〜数ヶ月の滞在も見込めるし、シーズンやお天気も無関係。そりゃ魅力的でしょう。

そんな感じなので先生の顔触れにしろカリキュラム面にしろお座なりで、勉強の場としてはからっきしのところも多いのだと。もちろん全部が全部そうじゃないだろうけど。

とはいえ未熟な先生でも話し相手にはなるので、英会話の訓練としてはありでしょう。聞けばフィリピンでは幼稚園の頃から英語の教育を受けるそうだし、英語圏向けコールセンターがたくさんあるわけだから、個々人の英語の素地はお墨付きです。

ただし、初歩的な英語力は身につけてから行かないと、先生との意思疎通はできず、英語の決まりを英語で教わってもチンプンカンプンで、「外国で英語漬けになればそこそこ話せるようになるはず」といった当てが外れて目ぼしい成果もなく帰国することになります。実際のところフィリピン留学に行った人の大半はそうじゃなかろうか。

よって、フィリピン人講師相手に英語力の向上を目指すなら自宅でレアジョブやらネイティブキャンプみたいなオンラインサービスにどっぷり浸かった方がよほど安上がりですよね。

まあ、日本(沖縄を除く)にいれば、花粉に悩まされるのだけど、花粉が多く舞う日中に出歩かなければ症状は軽いわけだし。

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