辺野古の代償

先週、辺野古への土砂埋め立てが始まりました。安倍政権は新基地建設を早く規定路線化したいのでしょう。でも、それは裏目に出て国益を大きく損なわせてしまいかねません。

辺野古への土砂投入(沖縄タイムズより)
沖縄タイムズより

聞くところでは、沖縄県民で辺野古基地建設に賛成する人はおらず、反対派か容認派(反対しても押し切られるから、見返りを確保しようという現実主義志向の人)しかいないとのこと。少なくとも沖縄本島ではそうでしょうね。よって2月に予定されている県民投票の結果は見えています。

そこで忘れてはならないのがもう一方の当事者である米国の意向。トランプ大統領のことだから「地元民の反対が大きいなら、海兵隊は辺野古ではなくグアムに移設してもいい」などと言い出しかねません。狙いはもちろん対日貿易赤字の解消です。実際に引くつもりがあるかはともかく、日本政府が沖縄県民を説得できないことを見越したボロ勝ち必至のディールですね。

日本政府としては国防上、海兵隊も沖縄に引き止めたいところ。日米が軍事面で離反しつつあるような印象を外に発信するのは得策ではないから。結果、これまで以上に何かを大量に買わされることになりましょう。日米地位協定のさらなる改善も遠のきます。それどころか、グアムへの移転をネタに際限なく譲歩を迫られるかもしれません。

普天間基地の移設問題、私は今からでも辺野古以外の解決策を模索すべきだし、仮に辺野古以外の結論がないのだとしても、日本政府は沖縄県民とちゃんと向き合う姿勢を見せないと後々厄介なことになりかねないと思います。

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