豊洲問題の行方を予想

築地市場移転問題について、小池百合子都知事は早ければ明日にも方針を発表し、来月の都議選で信を問うようです。これまで小池都知事は築地市場を残したそうだったけど、漏れ伝わってくる話では「豊洲に移転」「築地は売却せず活用」を軸に調整しているとのこと。真偽は解らないけど。

地下水の有害物質を理由に豊洲の安全性を疑うのは馬鹿げています。市場運営に影響はないし、今の築地の方がよほど危険なのだから。老朽化した築地市場はちょっとした地震でも倒壊したり、アスベストが大量に飛散しかねない状態です。土壌にしてもいわくつきだし。

そもそも、豊洲移転がここまでこじれた一番の問題は、「地下水から環境基準を超える有害物質が検出されたこと」ではなく、「地下水に環境基準を適用するという方針を撤回しなかったこと」です。もちろん、あるはずの盛土がなかったのが発覚して、ややこしくなった面はあるけど、最も重要な点は「豊洲と築地、どちらがより安全か」に尽きます。

また、財政的にも豊洲に移らない決断は無謀でしょう。国からの補助金208億円の返還義務が発生するし、五輪に向けて環状二号線の整備は急務です。しかも築地跡地の売却益は豊洲の建設費に充てるはずでした。築地にオフィスビルを建てて食のテーマパークなどを併設しても、見込んだ売却益以上の収支を得られるかは不明瞭です。

とはいえ、さんざん引っ張っておきながらの豊洲移転なら「決断が遅すぎる」という誹りはまぬがれません。莫大な都税が動く問題なので、下手を打てば都議選で都民ファーストの会が惨敗という結果にもなりかねません。そうして組織力が強い自民党が大きく勝てば受動喫煙防止条例の行方も危うくなります。

かといって、ピカピカの豊洲にも問題がないわけではなく、ランニングコストの高さは明らかで、10年経てば築地を改修した場合の方が安くつくという試算もあります。

とまあ長々と書いたけど、ここで私の予想。小池知事がこんな落としどころを出してくるのではという。

  •  来年にも豊洲に市場を移転する。ただし10年間限定で
  •  築地市場は解体、再開発し、2028年に復活させる
  •  お役御免の豊洲は転用か売却する

「これなら国に補助金を返さず、せっかく建てた豊洲も使うし、築地ブランドも存続できて万々歳じゃないか」とアピールをすると。

まあ、私は都民でもないので、どうなろうが傍観者的な立場だけど。

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