マニフェストに臨むこと(2)

参院選が近づいてきました。政権選択の選挙ではないけど、ここでの主張が立法に繋がる可能性はあります。

私は支持政党がないので、どこかに打ち出して欲しいのは以下の新税制案。

  • 預貯金税
  • 金融資産税

預貯金の合計および金融資産の時価総額が3,000万円を超えた場合、それぞれ累進で払う税金です。3,000万円という数字は相続税に倣いました。そこが持てる者と持たざる者の分岐点だろうと。

新税制の目的は以下の通り。

  • 財源として見込む
  • 富裕層に消費や寄付を促す

どちらかといえば後者が主眼ですね。「税金で召し上げられるくらいなら自分で使おう」と思わせて消費を促すという。

仮に最低税率を1%とすれば、銀行や郵便局の預貯金の合計が3,100万円ある人は31万円課税されるので、ならばと101万円消費してくれれば経済が回ります。寄付でも良いでしょう。

中には絶妙なタイミングで引き出して、期日を越えたらまた預けるなんて人も出て来るだろうけど…。

もちろん貯めるのが好きだという人もいるだろうけど、その場合は31万円を納めて3,069万円が残ります。ただしそのままなら次の年も30万6,900円の課税になるし、その翌年以降も30万3,800円、30万700円と課税が続きます。

また、預貯金や金融資産が3,000万円を大きく越えるなら非課税額まで減らすのは困難なので、やはり税を納めて貢献していただきましょう。いずれにしても富の偏在や滞留解消の一助となります。

アベノミクスでどれだけ金融緩和を行っても景気が持ち直さないのは、マネーが行き渡らない社会的な構図があるから。そして持たざる者は今でも必要に迫られて最大限消費しているのだから、持てる者に今まで以上にお金を使ってもらおうじゃないかと。

願わくば企業の内部留保にも同様の課税を行いたいところですが、こちらは個人と同列には扱えないので、いずれ考えがまとまったら改めて書こうと思います。

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