凛々しい?

水中写真の撮影テクニックの一つが黒抜き。欧米のダイビング雑誌の写真ではトレンドっぽいけど、私はあまり撮りません。理由は不自然なことが多いから。

黒抜きは、簡単に言えばストロボ光が反射しないところで撮影時の露光量を小さくして撮るテクニック。絞りを目一杯絞ってシャッタースピードを上げるだけでなく、どこで撮るかが重要になります。

よって周辺や向こう側に何もないところで被写体をやや見上げるようにするのが定番ですが、そのためには被写体の生物を都合の良い場所に移動させる必要があったりします。そう、邪道です。普段、小高いところにいそうにない生物が黒抜きで映っていれば、この反則技の使用が疑われます。

加えて、普段じっとしていなさそうな生きものが黒抜きされている場合も、被写体の生物をいじって弱らせている可能性があります。水中生物の中には人の体温でも火傷する連中も少なくないし。

ああ、地球の海フォトコンで黒抜き写真の入選作をあまり見ないのはそのためかも。黒抜き写真には人為性があからさまな場合も多々あるから。

でも、もちろん浮遊する被写体を黒抜き撮影するのはありです。

もしくはスヌートを使って光を局所的に当てるか。それなら生きものを移動させずに黒抜きできます。

こちらは私には珍しく黒抜きで撮ったイシヨウジ。たまたまいいところにいたのでSMC-1も使って黒抜きしました。

イシヨウジ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください