安保法案可決の感想

wordpress-logo安倍総理の悲願だった安保法案が遂に可決されました。

私の感想は「実に堂々と裏口入学しちゃったなぁ」です。私は改憲派で集団的自衛権にも賛成だけど、これはいただけません。筋が悪すぎます。反対野党の腕づくの抵抗が見苦しかった一方、安倍政権の姑息な国会運営も目立ったし。

だいたいこの法制はお粗末で「自衛隊員を見殺しにしかねない法律」と言えます。例えば自衛隊を紛争地に送り出して米軍や豪軍の後方支援中に交戦状態となり隊員が敵に捕まったら捕虜として扱われず犯罪者として即刻処刑なんてことが起こりうるので。

まあ現時点では国民投票で改憲賛成が2/3を上回る見込みはないと見たのだろうけど、それでも正攻法で挑んで欲しかったです。例えば来年の参院選と同時に投票とか。きっと6:4ぐらいで負けそうですが、将来の改憲への礎になりしょう。

それが今回ことを急いだばかりに国民の意思を二分して対立をエスカレートさせてしまいました。もはや憲法改正の可能性はかなり遠のいたように思えてなりません。

しかも、この先には憲法裁判のステージが待っています。もし最高裁で違憲の判決が出たら、この法律は死んでしまい、あの大混乱は何だっだんだってことになりましょう。

それでもやったということは安倍政権は最高裁にも影響力を行使できるという確信があるのかな。それもまた問題だよなぁ。

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