池袋で開催された東京レプタイルズワールドに行ってきました。ヘビ・トカゲなどの爬虫類を始め、モモンガやハリネズミなどの比較的珍しい動物を展示即売するイベントです。
まあ展示物はいつも通り。ヘビなどの生体がスーパーのお総菜みたいにして売られています。
そしてドクタートミーこと富田京一さんのトークショーを聴講。
もうすぐ映画ジュラシック・ワールドが公開されるけど、シリーズを通じて恐竜に毛が生えていないのが彼は不満なのだと。そう、最新の研究では恐竜には羽毛があったことが解っているそうで。すべての恐竜がってこともないだろうけど、少なくともTレックスが羽毛を持っていたのは確実っぽいです。
それに今より平均気温が4度高いだけの当時の南極にも恐竜がたくさんいたそうで、ならば羽毛は確実にあったはずだと。ふっかふかだったんでしょうね。
ちなみに恐竜と聞くと巨大なやつを思い浮かべがちだけど、大半は犬程度の大きさだったそうです。
それと生物の分類の話。前々から言われていたけど鳥はやっぱり爬虫類の中の一グループだそうな。というか鳥の体は恐竜そのものであるとのこと。
ここからは私の想像。以前は何となく恐竜から枝分かれした種が鳥に進化し、恐竜の方は7500万年前に隕石落下の気候変動で絶滅したものの鳥は生き延びたように思われていたけど、実際は大絶滅を生き残った恐竜が鳥として進化を続けたってだけなのかも。
そしてムツゴロウさんのトークショーも行われました。
事前の打ち合わせではシーラカンスの話をする予定だったらしいけど、人間の解剖の話から入って脇道に逸れまくり。約200年前の英国の医師ジョン・ハンターが処刑された罪人の遺体を盗んで研究した話などです。結局、シーラカンスの話は聞かれませんでした。
でも面白かったのは、草食動物が植物を食べているわけではないという話。例えばセンマイで知られる牛の胃のヒダは微細な動物を繁殖させるための機関で、それらが牛が食べた植物を分解して死ぬと、その栄養を持ったまま腸に送られるので、牛は実は動物を食べているのだと。なるほどライオンらが草食動物の腸を好んで食べる習性の自己完結版ですかね。
そしてこちらは会場で売られていたクロコダイルたこ焼き(650円)。
一応食べてみたけど、まあタコの代わりにワニ肉が使われているだけの代物。ワニ肉は硬いチキンみたいな感じだし、普通に美味しかったです。