iBooksも読み上げ対応になるっぽい

iBooksのIcon今朝、Appleから「iTunes Connect: iBooks に関するお知らせ」というメールが届いたので、さっそくiTunes ConnectにアクセスしiBooks Storeフォーマットガイドライン V2.pdfを確認したところ、気になる記述がありました。用語の説明の箇所で「エンハンスド」に「朗読、効果音などのオーディオファイルやビデオファイルなどが埋め込まれたEPUB」、そして「朗読機能付きブック」に「朗読音声による読み上げと同時に、読み上げられている箇所の文字や単語がハイライト表示されるフィックス型のEPUB」とあります。つまり、将来のiBooksアプリはそれに対応するのでしょう。来月開催のWWDCで発表されるのかも。フィックス型ってことは固定レイアウト。リフロー型はどうなんだろう。

ちなみにこのガイドラインのリリース日は2015-01-05となっています。4ヶ月前には発表されていたのか。知りませんでした。

表示テキスト上の読み上げ箇所をハイライトしながら朗読音声を再生するのはDAISY(デイジー)という電子書籍の特徴です。DAISYは目が見えない人や弱視、あるいは識字障害や学習障害を持っていて通常の印刷物を読むのが困難な人向けの規格ですが、そのDAISYはEPUBと規格統合する方向で話が進んでいます。そもそもEPUBがDAISYから音声を除いて派生した規格だから再統合ですね。それらマイノリティの方々にも配慮を怠らない点はさすがApple。

でも個人的な要望を言うと、朗読音声の再生ではなく、テキストを合成音声で読み上げさせる際の読み間違え対策を実現して欲しかったなぁ。例えば、

“名探偵コナン 天空の<span>難破船<pronounce>ロストシップ</pronounce></span>”

などと書かれていると表示上は「難破船」でも「ロストシップ」と読み上げるような。

朗読の音声を含めるとEPUBのファイル容量が激増する上に朗読音声の作成とテキストへのマッピング作業が莫迦にならないので、DAISYの録音図書を精力的に作って配れるのは先進国のトップ数カ国と北欧の福祉国家ぐらいに限られるはず。世界中の視覚・学習障害者の9割くらいには恩恵もないでしょう。

よってOS搭載の合成音声機能でテキストを正確に読み上げられるようにした方がスマートかつ未来的です。テキストベースなら録音図書よりもアフォーダブル制作・配布でき、スタートレックの艦内コンピュータみたいだし。

それに小説の新刊が音声読み上げ対応のEPUBとして提供されれば、晴眼者も障害者も分け隔てなく、発売日当日から楽しめるようになりますよね。見える人の中にも耳で聴いて読書したい人もいるはずだし。

加えてYahoo!ニュースの各記事に音声再生ボタンが付いて、タップすると正確に読み上げられれば便利です。

また、政府や官公庁、地方自治体、有名企業などのWebサイトに音声読み上げ対応が義務化されれば障害者の方々も嬉しいのではないかと。

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