総務省は来年度にもスマホのSIMロック解除を義務化するようですね。だったら私もSoftBankとの契約のまま実施まで待ってみようかと一瞬考えてしまいました。
でもSIMロックが解除されてもキャリアとの契約を続ける限り、得られる恩恵は海外で現地のSIMが使える程度ではないかと。
それにSIMロック解除の実施は早くても4月。おそらくiPhone 6は10月ぐらいに発売になるので、少なくとも半年は待たされます。その間は契約キャリアに高い利用料金(通話しなくても7,300円〜)を払い続けなければなりません。おまけにキャリア3社は「体制が整っていない」とかなんとかいって実施を遅らせようとするかもしれないし。
というかSoftBankによると
「ホワイトプラン(i)」は2014年8月31日(日)をもちまして新規受け付けを停止いたします。
だそうな。ってことはiPhone 6では強制的に通話料固定2,700円+データ定額パックを申し込まされるのかも。もしそうだとすると、普段ほとんど通話しない人にとっては割高になりますよね。
iPhone 6に合わせて新しい料金プランが用意されるかもしれないけど、3社とも率先して自らの利益を削るようなことはしないはず。つまり利用料金は高止まりのままだろうと。近年、SoftBankが力をつけてきて価格競争を挑まなくてもよくなったため、すっかり価格カルテルっぽい構造ができてしまったし。
だったら日頃からキャリアのサービスに依存していないライトユーザーはSIMロック解除の開始なんか待たず、Apple直販のSIMフリー版iPhone 6を買って、2年縛りの解約金を払ってでも、さっさとMVNO系に転出した方がよさそうです。
その場合の料金比較はこんな感じ。しかもIIJの音声通話機能付きSIM(みおふぉん)なんか、ここにきてさらに300円値下げになったし。
てなわけでキャリアからの転出を決めている人にとってはiPhoneのSIMロック解除は今さらどうでもいい気がします。
いや、SIMロック解除が開始されると、iPhone 6への乗り換え後はiPod Touch然となったSIMロック版iPhone 5がまたケータイとして使えるようになるな。中古市場でそれなりに高値で売れそうだし、予備機として取っておくのも良いでしょう。