iPhoneは実質0円だから高い

iphone-5s-hero-l-201311SoftBank(docomoもauも)のiPhoneの場合、端末の割賦購入代金が月々割で相殺される実質0円です。以前は私もこれが有り難い制度だと思っていました。ガラケーの頃は最新機種への機種変更の際に何万円か払っていたので。

でも、今となってはこれこそが罠のような気がしています。なぜなら24ヶ月の満期を過ぎても月額利用料は変わらないから。SoftBankのiPhoneを使う限り、約7,300円〜(通話なし・あんしん保証パック契約なしの場合)を延々と払うことになります。累計金額は2年なら約18万円、3年で約27万円、4年だと約36万円にも上ります。

そこで通話可能なMVNOのSIM(データ通信量1GB/月)との支払い額合計を比較してみました(100円未満切り上げ)。

なお、MVNOのSIMへの乗り換えに関しては初期費用として以下をカウントしています。

  • 中途解約料:10,260円
  • MNP転出手数料:2,160円
  • SIM購入代金:3,240円
  • SIMロックフリー版iPhone:73,224円

また、端末12回払いはアップルストアが現状通り12回まで金利無料のキャンペーンを行った場合の例です。

支払い月 SoftBank MVNO SIM MVNO SIM
(端末一括払) (端末12回払)
初期費用 0円 約89,000円  約15,800円
1ヶ月目 7,300円  91,200円 24,100円
2ヶ月目 14,600円 93,400円 32,400円
3ヶ月目 21,900円 95,600円 41,700円
4ヶ月目 29,200円 97,800円 49,000円
5ヶ月目 36,500円 100,000円 57,300円
6ヶ月目 43,800円  102,200円  65,600円
7ヶ月目 51,100円 104,400円 73,900円
8ヶ月目 58,400円 106,600円  82,200円
9ヶ月目 65,700円 108,800円 90,500円
10ヶ月目 73,000円  111,000円 98,800円
11ヶ月目 80,300円 113,200円 107,100円
12ヶ月目 87,600円 115,400円 115,400円
13ヶ月目 94,900円 117,600円 117,600円
14ヶ月目 102,200円 119,800円 119,800円
15ヶ月目 109,500円 122,000円 122,000円
16ヶ月目 116,800円 124,200円 124,200円
17ヶ月目 124,100円 126,400円 126,400円
18ヶ月目 131,400円 128,600円 128,600円
19ヶ月目 138,700円 130,800円 130,800円
20ヶ月目 146,000円 133,000円 133,000円
21ヶ月目 153,300円 135,200円 135,200円
22ヶ月目 160,600円 137,400円 137,400円
23ヶ月目 167,900円 139,600円 139,600円
24ヶ月目 175,200円 141,800円 141,800円
       
36ヶ月目 262,800円 168,200円 168,200円
       
48ヶ月目 350,400円 194,600円 194,600円
       
60ヶ月目 438,000円 221,000円 221,000円
       
72ヶ月目 525,600円 247,400円 247,400円

この通り、1年半後には支払い金額の累計が逆転し、それ以降は長く使えば使うほど差が開いていきます。5年後には2倍です。

同じ端末を5年も使うかと思うかもしれないけど、今秋発売が見込まれるiPhone 6には遂にNFCが載ると噂されています。それが実現すれば、その先のハードウェアの進歩は小幅なものになるでしょう。パソコンがいつしかそうなったように、せいぜいチップ性能が上がるとか、消費電力が減るとか、本体が薄く軽くなるとかに留まろうかと。

つまり、今年iPhone 6を買うと、来年以降にiPhone 6sやiPhone 7が出ようとも買い替えようと思わなくなる可能性があります。パソコンなんか壊れるまで何年も買い替えませんよね。もちろん私の想像が及ばない画期的なハードウェアの進歩がないとは言い切れないけど、それでもiPhone 6に満足するなら、ヘタったバッテリーを2年ごとに交換しつつ5年以上使うなんてことも考えられます。

もっともこの比較例が当てはまるのは、普段の通話が少なく、月のデータ通信を1GB以下に抑える覚悟のある人に限られますが、MVNOのサービスは次第に向上して行くでしょうし、街のWi-Fiも着実に増えていくので、二つ目の方の不便さは緩和されていくでしょう。

そして私と同じような考えの人も少なくないはず。もう必要最小限のサービスでいいからスマホ代を安く上げたいと。

今秋はスマホ業界のターニングポイントになるような気がします。少なくともハイエンドなスマホ市場の飽和状態、成熟期への突入、買い替えサイクルの長期化やローエンド端末の台頭などが顕著になるという感じで。

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