「スマ放題」にはごまかされん

SoftBankのおとうさんSoftBankが新料金サービス「スマ放題」を発表しました。先手を打ったドコモへの追随ですね。 さしあたり私に関わりがありそうなのは以下の点。

2. データ定額パック

プラン名 国内データ通信量 月額料金
データ定額パック2 2GBまで 3,500円
データ定額パック5 5GBまで 5,000円
データ定額パック10 10GBまで 9,500円
データ定額パック15 15GBまで 12,500円
データ定額パック20 20GBまで 16,000円
データ定額パック30 30GBまで 22,500円
データ定額パック(シンプルスマホ) 200MBまで 2,000円
データ定額パック(3Gケータイ) 使い放題 3,500円

現状のパケット定額料が5,200円なので、月2GBまでのパック2に切り替えれば1,700円オフ。 ならば通話がなかった月の利用料が6,000円以下に納まります。でもMVNOが2,000円(1GB/月)と比べると…。まあ直接の競争を避けたのでしょうが。 それからこちら。

6. 長期継続ボーナス

ソフトバンク携帯電話の契約期間に応じて、毎月の利用料金で貯まる「Tポイント」の付与率がアップするそうな。

  ~2年目 3~10年目 11年目~
請求額1,000円につき 5ポイント(通常) 10ポイント(2倍) 25ポイント(5倍)

私は東京デジタルホン時代からのユーザーだから5倍です。

でもポイント還元なんてたかが知れています。月の利用料が6,000円なら通常30ポイントが150ポイント。要するに150円相当のTポイントです。MVNOのSIMに乗り換えた場合の節約額と比べれば小さく、転出を躊躇わせるほどではありません。

ここで整理してみるとこんな感じ。 iPhoen 6の販売形態が従来通りになると仮定して、SoftBankなら通話を除く月額利用料が6,000円(データ通信2GB)。端末代(16GBモデル)は24回の割賦払いと月々割の相殺で実質0円です。

一方、hi-hoやIIJ みおふぉんなら1GBで2,000円。ただし端末は別途購入する必要があり、仮に72,000円として24で割れば3,000円。足して5,000円。その差は1,000円まで縮まります。MNP転出にともなう費用が発生すること、SoftBank端末どうしの無料通話があることなどを考えれば、十分張り合える水準になったと言えそうです。家族でSoftBankに揃えたファミリーなど、そのまま残った方がメリットのある人もおられるでしょう。

とはいえ、私みたいにキャリアによる2年縛りの制約から逃れたい人を引き止める効果はありませんね。

でも、もしSoftBankのiPhone 6がSIMフリーとして発売されれば、来年夏の更新月までは契約を続けても良いと思わせるものはありました。


追記:

気になってSoftBankに問い合わせたら、現行5,200円のデータ定額を「データ定額パック2」に切り替えることはできないのだそうな。結局のところ「電話し放題に申し込めば、データ通信の料金は選ばせてやる」というサービスのようです。ならば、通話はしないけどデータ通信料金は抑えたいというライトユーザー層にはまったく恩恵はないわけだ。

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