Metroに思いを馳せる

Microsoft Surface先週、Microsoft Surfaceが発表されました。私のお仕事はソフトウェア製品のUI設計なので無視できません。というか遠からず本格的に取り組む必要性が出てきそう。そこでSurfaceやMetro UIにまつわる現時点での雑感でも。

私はSurfaceが成功するかどうかはOfficeの出来栄え次第だと見ています。この先iPadを差し置いてSurfaceを買うユーザーはOfficeが使えることを期待するのでしょうから。

でも、先行投入されるARM搭載の下位モデルでは既存の膨大な数のWinアプリは動かないはず。仮にエミュレーションで動かせたとしてもUIとの相性が悪ければペケ。斬新なUIを開発できたおかげで、アプリを起動したらいかにも旧来のWindowsアプリのままというのでは興ざめします。それに、ある程度まではタッチパネル操作が前提じゃないと。

ならばエミュレータを用意するのではなく、Microsoftは自社製およびサードーパーティ製アプリに審査を課すのが上策でしょう。Metro時代にふさわしい水準に達していないソフトウエアは排除するという。実はiPhonやiPadがこれほど成功した理由の一つがこれ。不適切なアプリの流出をブロックすることでユーザ体験が損なわれることを防止していて、その効果は絶大です。

よってMicrosoft自身もMetro時代にふさわしい振る舞いのOfficeをリリースする必要に迫られています。ファイルの互換性は保ちつつ、タッチ操作で使えるほど洗練されたOffice。難題ですね。iPad用のPagesにしてもお世辞にも使いやすいとはいえないし。

ああ、この先は私も忙しくなるかな。正直、旧来のWindowsは「できの悪い、Macのまがい物」的で、アプリもMac版のお下がり風で良かったのですが、この先は「Macと似て非なるiOS版」と「MacともiOSとも違う流儀のMetro版」の両方を操れる(人々がスムーズに使えるようにお膳立てできる)ようにならないと。

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