多摩センターにnojimaがオープン

昨日、コナミスポーツに行ったらロッカールームで2人の外国人が真剣に議論していました。

ただし私の英語力ではネイティブの日常会話は断片的にしか解らないけど、どうやら年配の男性がドナルド・トランプ支持で、「けっこう良いことを言ってる」的に話すのに対し、対する黒人男性が「彼は国を二分する」と意義を唱えているようでした。まあ2人とも米国人ならそういう話題になりますよね。

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久々に多摩センターに行ったら、昨年6月に閉店したヤマダ電機の跡地にノジマがオープンする旨の看板が立っていました。個人的にはヨドバシかビック系列が入って欲しかったのだけど、まあ歓迎です。家電量販店は新百合ヶ丘にもないし。

nojima多摩センター店オープンの看板

でも来る者があれば去る者も。同じクロスガーデン多摩というビル内のニトリは閉店セールをやっていて、既にずいぶん商品が減ってスカスカな状態でした。5/8日に閉店だそうで。

せっかく一年ぶりに家電量販店の空白が埋まったのに、今度は生活家具・インテリア専門店の空白ができてしまいました。残念。

まあ、地方都市の現状そのものかな。私の実家近隣(福岡と佐賀の県境)もそうだもの。大型商業施設のテナントがちょいちょい入れ替わり、ちらほら空いたままになっているとか。さながら今の多摩センターは都内の地方都市みたいな感じかと。

京王線版のロマンスカー?

京王電鉄が2018年から新宿→京王八王子と新宿→橋本に座席指定の列車を走らせるとのこと。小田急線でいうところのロマンスカーの京王線版ですね。確か西武線とかにもそんなのがあったなぁ。

京王線の有料特急電車の予想図

座席は左右2列ずつ進行方向に向かって座るクロスシートタイプと従来通り対面に座るロングシートタイプとに変更可能らしいから、車両は使い回すわけだ。追加料金運行の時だけクロスシートにすると。

京王線の有料特急のシート

気になるのは途中の停車駅。順当なのは明大前と調布あたりかな。需要を増やすために府中、聖蹟桜ヶ丘、京王多摩センターにも止まるかも。

じゃあ京王線の狙いは何かといえば、地域住民の獲得競争に勝つことでしょうね。この先は少子化が加速するし、2020年ぐらいを境に地方から東京圏への人口流入が落ち込むという予測があるので、沿線人口をキープし、願わくば他社よりも多く招き入れたいと。

そして本命は八王子よりも橋本かな。2027に開通するリニア新幹線の駅ができるのを見越して。

ただしリニアの開通は工事の難航で何年も後にずれ込むかもしれないし、早い開通にこぎ着けたとしても、品川⇄名古屋を40分台で結ぶために橋本は多くの編成で飛ばされるようになると思うけど…。

いや、だからこそ今の内から人口を呼び込むことに意味があるんだろうな。橋本が各停駅扱いになるのが判明する前に期待感を煽ると。

若葉台の発展が目覚ましい

私はたまに京王相模原線の若葉台駅に行きます。ここはローカルな駅だけど、郊外型の家電量販店3社(ケーズ、ノジマ、ヤマダ)が集結しているのですよね。

他にもホームセンター(ユニディ)、大規模書店(コーチャンフォー)、ダイソーの大型店なんかがあります。変わり種としては犬のフィットネスサービスがあるスポーツクラブ(NAS)も。

京王相模原線若葉台駅の光景
コーチャンフォー(白い建物)の向こうに高層マンションが見えています

私が京王線を使っていた10年以上前は若葉台は何もない殺風景な駅だったのに、いつの間にか様々な大型商業施設が充実していました。まあテナントの顔ぶれと数はまだ田舎駅っぽいけど。

この若葉台駅のもう一つの特徴は周辺(北側のみだけど)に高層マンションがたくさん建ち、しかもまだまだ建設余地が残されていること。他方で西に隣接する多摩ニュータウンは古くから拓けてきたせいもあり高齢化で寂れてきているので、いずれは若葉台が隣り駅の京王永山から急行停車駅の座を奪うことになるかもしれません。まあ永山は小田急線のロマンスカー(北千住や新宿からの有料特急)も止まるので単に若葉台が急行停車駅に加わるだけかな。

いや、あと数年もすれば地方からの流入が減って東京も人口が増えなくなるから、このまま若葉台が発展を続けられるかは微妙なところかも。東京都内でも都心回帰の流れがあるし、向こう3〜4年が勝負でしょうね。

新百合ヶ丘のいいところ

いくぶん迷ったものの、結局は同じ新百合ヶ丘圏内で引越しました。川崎市麻生区です。

新百合ヶ丘は横浜、川崎、武蔵小杉などに次ぐ神奈川県で何番目かの拠点ってところでしょうか。街の規模ではそれらよりずいぶん落ちるけど。

新百合ケ丘駅の光景

新百合ヶ丘の良いところは街が新しいこと(駅の開業が1974年)、そしてコンパクトシティであること。以下のような主だった施設がおおむね駅から徒歩5分圏内に集中しています。

スポーツクラブ・ヨガ

  • コナミスポーツ
  • ティップネス
  • ハイパーフィットネス
  • ビクラムヨガ
  • LAVA

大型スーパー

  • AEON
  • 小田急OX

映画館

  • AEONシネマ
  • アルテリオ・シネマ

メガバンク支店

  • 三菱東京UFJ銀行
  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行

行政

  • 区役所
  • 警察署
  • 税務署
  • 図書館
  • 郵便局(集配)
  • 消防署
  • ハローワーク支所

もちろん医療施設もそこそこ揃っているみたいです。私は歯医者以外には無縁だけど。

自分の街に映画館があるのはいいですよね。レイトショーを見ても歩いて帰れます。

そして羽田空港・成田空港の両方にバスが出ているので、リゾート派ダイバーにはあり難いです。ダイビングショップは3年前にコナミスポーツのダイビング事業が潰れたため無くなったきりだけど…。

よって新百合ヶ丘の駅周りだけでほとんどの生活は完結できます。最寄りのホームセンターは隣りの五月台駅、ネットカフェも百合ヶ丘駅になるけどどちらも徒歩20分以内です。

逆に難点は坂が多いことと都心からちょっと遠いこと。新宿まで急行で約30分かかります。まあ郊外型ベッドタウンの宿命ですね。その分、家賃水準がお手ごろなのですが。

それと飲食店が少ないかな。例えば駅前に牛丼屋さんやラーメン屋はありません。居酒屋も少な目。バーの類いも数件しか知りません。

基本的にベッドタウンなので駅から少し離れるともう住宅地。そうなるとコンビニもありません。私の新居も駅から徒歩15分のところで最寄りのコンビニまで10分ぐらいかかります。近所のガソリンスタンドがコンビニに変わってくれないかと密かに願っているのですが…。

自己責任は高くつく

認知症の高齢者が起こした事故に対して家族は責任義務を負わないという最高裁判決が出ました。もっとも当案件における諸々の条件が考慮された結果だけど、考えさせられます。

先日、コナミスポーツの露天風呂でかつてのダイビング仲間と話している際に、介護費用負担の議論になりました。

私が「最近、新百合ヶ丘に新しい老人ホームが建ってた。でも東京圏にはもっと必要だ」と言うと、彼は「そういうのは自己責任で」という意見でした。そういや彼は「自身の資産を1円単位で把握している」と言って憚らない人物。自分に直接関係のない事象には鐚一文支払いたくないのでしょう。米国大統領選になぞらえれば私が民主党寄りで彼が共和党寄りの思想なのかな。

でも自己責任は短期的には確かに合理的だけど、回り回って結局は高くつくと思うのですよね。米国の例で言えば、長年「保険は自己責任」でやってきたけど、いざ中間層が切り崩されてしまうと「裕福でなければ、ちょっと病気をしたら破産」という社会となり、遂には国力を落とすに至りました。因果関係で言えば優勝劣敗の行き過ぎが先か保険の不備が先かは微妙なところだけど、ともかく自己責任万能では社会が不安定化します。お金に不自由しない富裕層とて社会不安が大きい国よりも安定した国に住みたいでしょうに。

老人ホームの件で言うと、例えば「施設に入れなかった認知症の老人が自身が運転する車の前に飛び出してきて、不可抗力的に轢いてしまった」なんてことは起こり得ます。自分の責任ではないにしても後味は悪いし、事後処理でも何かと負担は大きく避けたいところです。

また冒頭の最高裁判決で言えば、その場合でも認知症老人の家族は責任を負わないのだから、何かしらの損害賠償を求めようにも泣き寝入りを強いられるということにもなりましょう。でも、介護付き老人ホームが拡充され、認知症の高齢者が手厚くケアされていれば、そのような事故は未然に防げるかもしれません。

いや、介護施設不足を放置すれば、経済の活力が失われ、富裕層とてマイナス影響を受け兼ねません。実際、東京圏一都三県では昨年から2025年までに175万人(沖繩や鹿児島の総人口よりも多い!)の後期高齢者が増加し、13万人の介護難民が発生すると言われています。ならば介護離職者が10万人超、身よりがなく介護放置される高齢者も万単位で出兼ねないわけです。富裕層とてその資産が東京の活力に立脚するものならば価値は目減りしていきます。

というわけで、何でもかんでも社会任せにすればいいわけではないけど、自己責任論は行き過ぎればかえって負担を増やし兼ねないのだから、介護施設のように「公共性が高く、喫緊の拡充を要するもの」は優先的に税金を投入してしっかり作っていくべきだと思います。