ハウジングが水没!?

マクタン島でのダイビング2日目の3ダイブ目、エントリ直後に私の水中カメラハウジングのリークセンサーが赤く点灯しました。

急いでボートに上がり、ドキドキで開けてみたところカメラは無事。というか水が侵入した形跡は全くありません。ともかく一安心。でも不吉だしゲストは私一人だったのでその日のダイブは切り上げました。

リークセンサーが点灯したNauticamのハウジング
リークセンサーが点灯したNauticamのハウジング

まあでもその日の2ダイブ無事だったってことは、3ダイブ目に水没なんて考えにくいところ。私のハウジングはアルミの削り出しなので、ちょっとやそっとで噛み合わせが悪くなることなんてありません。これがコンデジ用やオリンパス純正の樹脂製ハウジングなら変形もありうると聞くけど。

ならば考えられる原因は電池切れのサインかリークセンサーの故障でしょうか。本当に水没していたならブザーも鳴っていたはずだし。まあ5年半、300ダイブ強で使って一度も電池交換していなかったので潮時かも。

電池交換も必要だけど、そろそろ稼働パーツ周りにガタがきているかもしれないので近々オーバーホールに出すことにします。

塩噛み解消スプレーは錆にも効く

先日、塩がみして動かなくなったスーツケースのファスナーを直すべく買ったこちらの塩噛み解消スプレー、実はサビ落としにも使えます。

メイホウ(MEIHO) 塩噛み解消ムーススプレー

そして私の水中ハウジングはスーパービューファインダーの接合部分(水色で囲んだ箇所)が少し錆びていたので吹きかけてみました。

Nauticam D7000用水中ハウジングの背面パネル
Nauticam D7000用水中ハウジングの背面パネル

スプレーのムースを吹きつけ60秒ほど経つと錆が赤茶けた液体状に変わるので、流水で洗えばOK。

てなわけで、この塩がみ解消スプレー、ダイバーなら一本持っていても損はないと思います。いや、機材に塩がみや錆を見つけたら買えばいいか。

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明邦化学工業(MEIHO) ケミカル 塩噛み解消ムーススプレー  (MEIHO)
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Canon EOS M3用の水中ハウジング

Canonのミラーレス一眼カメラEOS M3用の水中ハウジングがNauticamから発売されます。 Canon EOS M3用水中ハウジング 正直まったくの予想外でした。というのも水中で使えそうなEOS M3用のレンズはまだないと思っていたから。 ちなみに私が考える水中写真向きレンズは以下の通り。

  • フィッシュアイレンズ
  • ワイドレンズ(35mm判換算で20mm未満)
  • マクロレンズ

Canonのサイトを見てもEF-Mマウントレンズは11-22mm、22mm、55-200mm、18-55mmの4本のみ。どれも当てはまりません。水中では望遠レンズやズームレンズは無用の長物です。 ただしマウントアダプタを使えば以下のEFレンズが使えます。

この三本は水中撮影で定番感のあるレンズです。 マウントアダプタをかませるとオートフォーカスの速度が下がると思うけど、このカメラしか持っていないってことなら考えてみてもいいかも。特に被写界深度が極めて深いフィッシュアイレンズにはオートフォーカスは関係なさそうだし。

NAスーパーマクロコンバージョンレンズの重量

最近の私のテーマは水中カメラセットの重量。カメラセットがマイナス浮力だと写真の腕前に響くので。

私の場合、昨年Nauticam製のNAスーパーマクロコンバージョンレンズSMC-1を追加したことでマイナス浮力が顕著になりました。とはいえこのレンズの撮影クオリティは棄てがたく、もはや必需品です。

Nauticam スーパーマクロコンバージョンレンズSMC-1

よって次回までにはこのレンズ分の浮力をカメラセットに追加しなければなりません。

そこでSMC-1の重量を調べたところ以下の通り。

  • 陸上:463g
  • 水中:約300g

なるほど確かに陸上ではずっしり重量感があるけど水中でも300gもあったのか。カメラが300gも重くなると安定させるのに苦労しますよね。特に私の場合はナノ・マクロ(ミリ単位の被写体を好んで撮る)スタイルなのでフォーカスと構図取りがシビアだし。

差し当たり300gならXBフロートチューブの340Gを足すのがいいかな。ランヤードに通すなどして。

Nauticamの新レンズ

マリンダイビングフェア2015のFisheyeブースでNauticamの新レンズ『Multiplier-1』が展示されていました。

この通りNauticam スーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1のレンズ面に装着して使います。SMC-1のみで約3倍のところを約4倍に拡大してくれるようです。

Nauticamの新レンズ『Multiplier-1』
Nauticamの新レンズ『Multiplier-1』

跳ね上げ式のアダプタを使えば簡単に着脱できます。

Nauticamの新レンズ『Multiplier-1』
Nauticamの新レンズ『Multiplier-1』

撮影風景はこの通り。解りづらいけど100mmマクロレンズ装着カメラの場合、被写体まで約2cmの距離まで近づけます。

Nauticamの新レンズ『Multiplier-1』
Nauticamの新レンズ『Multiplier-1』

会場の被写体はガチャガチャのウミウシフィギュアでした。うろ覚えでファインダーの像を再現するとこんな感じだったかと。

Multiplier-1によるウミウシフィギュアの再現写真
Multiplier-1によるウミウシフィギュアの再現写真

うん、この撮影倍率には惹かれます。

ただし注意点が一つ。展示カメラはCanon EOS 5D。フルサイズ機です。よって私のNikon D7000のようなAPS-C機だと、撮れる範囲がかなり小さくなります。おそらくこんな感じで。

Multiplier-1によるウミウシフィギュアの再現写真
Multiplier-1によるウミウシフィギュアの再現写真

よってAPS-C機で使うのはちょっと考えものかも。

そもそも倍率の高いレンズを使うほどピント合わせがシビアになるし、被写体まで寄れるってことはライティングも難しくなります。いや、最も厳しいのは、狭い画角の像で被写体を探すのが困難になること。SMC-1だけでもかなり苦労するのに。

よって欲しいけど今しばらくは様子見かな。

なおこのレンズ、今月中には発表されるそうです。SMC-1おりも少し安くなるそうなので5万円前後かと。