Kodiの使用感

関連エントリ:OS X YosemiteでFrontRowが完全復活!


本当はOS X Yosemite用にFrontRowが復活すればいいのだけど、その見込みはなさそうなので代替品を模索していました。いつまでも動画を見る際にOS X Lionに切り替えてってわけにもいかないですしね。

見つかった候補はMedia CentralとKodi(旧XBMC)。ただしMedia Centralは有償なのでひとまずKodiを試そうと。

KODI

で、しばらくKodiを使ってみたけど不満な点がいくつか。

1. 早送りすると音が出なくなる

動画の早送りのためにApple Remoteの右ボタンを長押ししていると音が出なくなります。断続的に押してスキップしても、やはり音が出なくなります。

2. 続きから再生できない

早送りで音が出なくなった場合に再生し直そうと一回層上に戻った後、またその動画を再生しようとしてもできません。

3. iTunesでも再生してしまう

iTunesが起動されている状態でApple RemoteでKodiを起動すると、バックグラウンドでiTunesの動画も再生されるため、多重音声になってしまいます。KodiがiTunesを動かしているわけではないだろうから、Apple Remoteの信号がiTunesにも有効になってしまっているのでしょう。

4. 文字が小さい

プレイリストの文字が小さいです。いわゆる「10フィートUI」(3m離れたところからの操作を想定したUI)を採用しているとの触れ込みですが、だったらもっと大きい文字表示にしてもらわないと。

5. 日本語表示が中華フォント

日本語は日本語フォントではないためちょっと違和感を感じます。

うん、やっぱFront Rowに比べると完成度がまだまだですね。特に1、2、3は使用感を大きく損なうので改善してもらわないことには。でも3はアプリ側で何とかできるのかな? 一応、1と2に関しては開発元のサポートフォーラムに報告してみました。

MacBook Airの増強プラン

私はダイビング旅行にはiPadを持って行くのですが、ときには撮った写真のRAWファイルを現地で現像したいときがあります。その場合、さすがにiPadでは無理。よって次回からはMacBook Airを持って行こうかと。

ただし私のMacBook AirはLate 2010モデル。メインメモリは購入時に4GBに増やしたけど問題はSSDが64GBしかないこと。OSと主要アプリ類を入れるとデータの保管に使えるのは35GBぐらい。過去の写真ストックなども入れるとさらに少なくなるので拡張しないと。

で、USBメモリーやら2.5インチHDDやら、あれこれ手段を検討した結果、最も良さげなのがこちら。JetDriveシリーズ。

JetDrive 500

MacBook AirのSSDを大容量のものに換装する製品ですね。240GBが2万円ちょっとだから割とリーズナブル。動画を見る限り換装作業自体もさほど難しくはなさそうだし、取り外した64GBのSDDはUSBメモリとして再利用可能です。

次の長旅までにはきっと買うことになるでしょう。

YosemiteでApple Remoteが使えるようになった

iMac(27-inch, Late 2009)にインストールしたOS X YosemiteでApple Remote(赤外線リモコン)が使えない件が解決しました。

日本語でググっても手がかりはなかったけど、英語で「Yosemite Apple Remote isn’t working」などと検索していたら解決策が出てきました。英語で検索は常套手段ですよね。日本のMacユーザーとは母数が段違いなので。

見つかった方法はCandelairという代替ドライバのインストールです。

Candelair

OS X Yosemiteは微妙

関連エントリ:OS X YosemiteでFrontRowが完全復活!


先週、OS X Yosemiteがリリースされたので自宅のiMacに入れてみました。私のiMac(Late 2009)は1GBの内蔵HDDを2パーティションに分けており、片方にOS X Lion(10.7)、もう片方に最新のバージョンを入れていて、後者をYosemiteにしたわけです。

OS-X-Yosemite
でもYosemite、微妙ですね。何が困ったって、Apple Remote(赤外線リモコン)が使えなくなったこと。これでFrontRow(Lionまででしか動かない)はもちろん、XBMC(Mountain Lion以降でも動く)もリモコン操作できなくなりました。つまりMacにコレクションした動画の視聴が面倒になってしまったわけです。動画を見るために常にMacの前に座らなければならないのはどうも…。

もっとも近年のMacには赤外線受光部は付いていないし、AppleとしてはiOSアプリのRemoteを使えってことかもしれないけど、物理的なボタンがないと手探りで使えないんだよな。私が知る限り、iPhoneとかからMacのiTunesはコントロールできても、フルスクリーン化の信号は出せないし。

しかもタチの悪いことに、OS X YosemiteのオンラインヘルプにはApple Remoteが使えると書いてあります(下図)。でも実際にはその設定項目はOSの設定から削除されているわけです。

Macヘルプ(Apple Remote)

OS X Yosemiteのセキュリティ設定画面

次のアップデートで設定項目が復活すればいいけど、ヘルプの方が修正されるかも。あるいはヘルプの修正もなく、赤外線も使えないままとか。最近のAppleはジョブズ存命中に比べていろんな意味で雑になったって評判だし。


2014-11-15 追記:

先日、OS X Yosemiteを起動しセキュリティの「詳細」を見たらリモコンの設定項目が復活していました。特にアップデートはなかったはずだけど。何かの条件で私の環境でだけ一時的に項目が消えていたのでしょうかねぇ。

不可解だけど、Apple Renoteがまた使えるようになって一安心です。


2014-12-17 追記:

思うところあってOS X Yosemiteをインストールし直したら、またリモコンの設定項目が出なくなりました。何をどうしたらまた設定できるようになるのか不明です。ああ不便だ…。

私のFacebookページ:IT.FROGFISH.JP

Appleは冷淡なんだよな

先ごろWindows XPのサポートが終了しましたよね。これからはセキュリティパッチが出ないので良識派は新しいOSに乗り換えるか、ネットに繋がずに使い続けるしかありません。

そこに苦言を呈する人もいるけど私はむしろMicrosoftは良くやったと思います。OSの一つのバージョンを10年以上もサポートし続けたのは驚異的な偉業です。Microsoftは温情に厚いメーカーとも言えましょう。

他方でAppleは旧バージョンのソフトウェアを容赦なく切っていきます。Windows PCより洗練されていると思うので私は断然Mac派ですが、そのようなAppleの方針では困ったことも起こります。

先日もそうでした。壊れたiMacを修理に出したのを機にOS X Lion()をクリアインストールしたときのこと。

ApertureOSのインストール後、Aperture(写真のRAW現像&管理アプリ)をダウンロードすべくMac App Storeにアクセスすると「OXS X 10.9以降が必要です」と表示されてしまいます。現行バージョン(3.5.1)はMavericks専用のようです。一世代前のMountain Lionもダメなわけだ。

とはいえ私はApertureをMac App Storeで購入したので古いインストールイメージを持っていません。

しかたなく、かつて配布されていたトライアル版を置いているサイトからダウンロードし、トライアル用キーコードを掲載している別のサイトからキーを入手してインストールしました。

今のところ過去の写真データ類には問題なくアクセスできるし、Mac App StoreでApertureを探すと「インストール済み」と表示されるけど、果たして購入扱いになるのか、それとも所定の30日で試用期間が終了するのかは不明です。Apertureのトライアル版提供は終了しているので、確かなことがわかりません。

こんな感じでApple、古いソフトウエア資産をガンガン切り捨てるもんだから、古いユーザーは時折泣かされるのですよね。


いまだに2世代前のOSを使っているのはFront Rowが動く最後のOSだから。私はMacに繋いだHDDに動画類をコレクションしているので、それらをリモコン操作で再生できるFront Rowは必須だったりします。FrontRowを今風に作り直したAppleTVアプリを出してくれるといいのだけど。iPhoneをリモコンに使えるような。