先ごろWindows XPのサポートが終了しましたよね。これからはセキュリティパッチが出ないので良識派は新しいOSに乗り換えるか、ネットに繋がずに使い続けるしかありません。
そこに苦言を呈する人もいるけど私はむしろMicrosoftは良くやったと思います。OSの一つのバージョンを10年以上もサポートし続けたのは驚異的な偉業です。Microsoftは温情に厚いメーカーとも言えましょう。
他方でAppleは旧バージョンのソフトウェアを容赦なく切っていきます。Windows PCより洗練されていると思うので私は断然Mac派ですが、そのようなAppleの方針では困ったことも起こります。
先日もそうでした。壊れたiMacを修理に出したのを機にOS X Lion(※)をクリアインストールしたときのこと。
OSのインストール後、Aperture(写真のRAW現像&管理アプリ)をダウンロードすべくMac App Storeにアクセスすると「OXS X 10.9以降が必要です」と表示されてしまいます。現行バージョン(3.5.1)はMavericks専用のようです。一世代前のMountain Lionもダメなわけだ。
とはいえ私はApertureをMac App Storeで購入したので古いインストールイメージを持っていません。
しかたなく、かつて配布されていたトライアル版を置いているサイトからダウンロードし、トライアル用キーコードを掲載している別のサイトからキーを入手してインストールしました。
今のところ過去の写真データ類には問題なくアクセスできるし、Mac App StoreでApertureを探すと「インストール済み」と表示されるけど、果たして購入扱いになるのか、それとも所定の30日で試用期間が終了するのかは不明です。Apertureのトライアル版提供は終了しているので、確かなことがわかりません。
こんな感じでApple、古いソフトウエア資産をガンガン切り捨てるもんだから、古いユーザーは時折泣かされるのですよね。
※
いまだに2世代前のOSを使っているのはFront Rowが動く最後のOSだから。私はMacに繋いだHDDに動画類をコレクションしているので、それらをリモコン操作で再生できるFront Rowは必須だったりします。FrontRowを今風に作り直したAppleTVアプリを出してくれるといいのだけど。iPhoneをリモコンに使えるような。