スマートフォンならぬスマートガラケー

昨日、docomoがスマートフォン3機種を発表しました。でも、これが脱力モノで…。

例えばNECカシオ製の「MEDIAS N-04C」はスマートフォンと言いながらワンセグ、おサイフ機能搭載。おサイフはまだいいです。6月発表と目されるiPhone 5でNFCが搭載されれば海外でも活用できるようになる可能性があります。でもワンセグの方は…。

「ユーザのニーズに応えた」と言うならそうかもしれませんが、何だかなぁ。今、日本のキャリアなりメーカーがやんなきゃいけないことは国内限定ビジネスからの脱却だと思うのですが、またまた日本でしか売れないガラパゴッシーな製品を開発してしまったわけです。目ぼしい機能を全部入りにして「どうだ凄いだろう」という旧態然とした。スマートフォンならぬ「スマートガラケー」って感じがします。おまけにSIMロックフリー対象ではないみたいですし。そうだ、確かauも昨年末、同じような製品を売り出していたような。あれ、どれぐらい売れてるんでしょうかね?

それに、最近は「Androidを採用しさえすればスマートフォンと名乗れる」的な安易さも感じ取れます。もはや独自OSは現実的ではないにしても、矢継ぎ早の新機種投入も手伝って、何か「安易な作り込みで、iPhoneの足下にも及ばない感」が伝わってくるのですよね。