玄関先にゴミを置いていくNTT

一昨日、帰宅したら玄関先にタウンページの冊子が置いてありました。

でもインターネットが当たり前になった今、タウンページなんかゴミ同然です。資源ゴミ。というか紙にしろインクにしろ運送にまつわるあれこれにしろ、まったくの無駄です。そんなもの希望者にだけ届ければいいものを。

私は数年前、今の住居に引っ越す際、NTTに「電話帳いらない!」とはっきり伝えましたし、フレッツ光ユーザでもあります(引っ越し当時、他のブロードバンドサービスは範囲外だったので…)。それでも連中は顧客管理やら顧客サービスなんぞはまるっきり考えてなくて、どうせ下請け、孫請けの業者に丸投げして黄色い資源ゴミを町中に撒き散らしているのでしょう。もちろん顧客から徴収したお金の一部を使って。

私は通信会社としてのソフトバンクもあまり好きではないものの、例の孫さんの「光の道」提案では、ぜひともお役所体質が色濃く残るNTTを市場競争のど真ん中にぶち込んでもらいたいものです。

台風14号は危険だ!

昨日、台風14号が発生しました。コースを予想するに、北側に高気圧が構えているので日本の太平洋沿岸を舐めながら進行するパターンが濃厚かと。奄美大島の視点で言えば東側を抜けそうなのがせめてもの救いですが、ちびちびと進もうものならまた被災の追い討ちになりかねません。これまで台風の個数が少なかった分海水温が高いわけで、上陸せずに海上を進むようなら容赦なく発達して他の地域にも甚大な被害を及ぼしそう。要警戒ですね。

さて、9月の座間味ツアーで追い立てられるように帰ってきたダイビング仲間の一人が今週末リベンジがてら那覇に行くことになっているものの、ちょっと無理そう。もし飛行機が飛べても海況は…。さすがのプレフリのボートですら出ないかも。それにしてもこの台風の少ない年に二連続で遭遇とは見事なものです。ひょっとして彼が台風を呼んでいるとか…。

やっぱ電子書籍ってダメなんじゃね?

私は会社の業務で電子書籍ビジネスを興味深く見守っているのですが、どうにも成功への道筋が見えてきません。中にはヒット作品も出るのでしょうが、電子書籍時代といえるものが本当に到来するかというと…。

例えば紙の本の世界では、近年のベストセラー書籍として村上春樹さんの『1Q84』が挙げられます。昨年5月の発売から僅か2ヶ月で発行部数200万部を超えたメガヒット作品ですが、ちょっと思うところが。2巻で200万部超なら購入者数はざっくり100万人。凄い数ですが、日本の総人口1億2,700万からすると1%弱。つまり品薄感も薄れてきたあの時点で99%以上の日本人は大人気作品を購入していなかったことになります。この割合は第3巻が加わった現在でもあまり変わっていないはずです。

もっとも実際には家族や友人、あるいは図書館から借りて読んだ人やBOOKOFFなどで中古品を買い求めた人も大勢いるはずなので読者の総数はもっと多くなりますが、それでも新品を購入した人は国民の1%程度。逆に言うと「超ベストセラー作品ですら、対象となる人口の1%にしか買わせる力がない」ということになりましょう。

他の例としては、確か『ハリー・ポッターと賢者の石(シリーズ第一巻)』が発行部数で500万部を超えていました。小中学生の必読書的なポジションになれば人口の5%くらいまでにはアプローチできる計算です。

もちろん中には村上春樹作品もファンタジー作品も読まないけど、日ごろから本を買うことに抵抗のない熱心な読書家という人もいるでしょうから正確な数字にはなり得ないのですが、これらの例を踏まえて言えるのは「実際にお金を払って本を買う人の割合は、全人口の内のせいぜい数%程度」ということではないでしょうか。そもそも本が次第に売れなくなってきたから出版不況と言われるのでしょうし。

これを電子書籍に当てはめてみます。仮にiPadが100万台売れているとして、1Q84クラスの本でも潜在的な購買層の割合が1%なら最大数売れても1万部。当然、他の本だと数千部、数百部といった規模に下がるはずです。

iPadの他にもいわゆる電子書籍端末は続々と登場してきます。データフォーマットを汎用性の高いePubにすればiPhoneやその他のスマートフォン、それにPCも電子書籍リーダーとしてカウントできるので母数はさらに大きくなりますが、人々はそれらを必ずしも書籍用として買っているわけではないので当てにはできません。

その上、紙の本との食い合いも起こります。なにしろ本一冊はiPadよりも圧倒的に安く、貸し借りやBOOKOFFなどに買い取ってもらうことも容易ですが、電子書籍では難しいものがあるので相変わらず紙の本の需要は根強いとも考えられます。

だとすると、もし電子書籍の品揃えが充実してきたとしても、それこそ紙の本の発行を中止にでもしない限り、いつまでたっても電子書籍からは十分と思えるだけの収益が上がるようにはならないのではないかと。現段階でそこそこ売ろうと思えば、SNS的なサービスとからめてコミュニティとして守り立てるといったことが必要になりそうです。またコストが嵩んでしまいますし、本を読んで楽しんでもらうというよりも、仲間内で盛り上がるためのネタの提供みたいな位置づけになってしまいます。それは悪いことではないでしょうけど。

いや、出版社各社が次第に体力をすり減らせていけば、どこかで電子書籍オンリーに切り替え、そちらの方が都合がいいということも起こり得るかも知れませんが。

ああ、でもKindleの普及度が高く、iBookStoreも開始されていて、しかも街の本屋さんも潰れまくっている米国などでは電子書籍は急速に発展していくのかも知れません。また日本は趨勢から取り残されるのだろうなぁ…。

たばこ税の大増税は自業自得でもあるよなあ

成田空港でリムジンバスを待っていると喫煙室の外で喫煙している人が結構目に付きます。あるときなどは若い女性が喫煙室の引き戸が閉まらないよう背中で押さえつつ、半身を外に出して吸っていました。アホな奴もいるものです。それって「さあ、また値上げするなり喫煙者への締めつけをきつくしてくれ」と言っているも同然じゃないですか。

喫煙者自身が辛いと思うほどのたばこの煙や匂いなら吸わない人はもっと不快に思うわけで、それが政治家を動かし、条例なり法律となって跳ね返ります。これを避けるには吸わない人を巻き込まないように配慮するしかありません。

その意味では今月からの大増税にしてもJTの戦略ミスによるところが大きいと言えましょう。一年前の時点で日本のたばこの販売価格は諸外国よりもかなり安かったので値上げの余地は大でした。ならばJTが自主的に50円なり100円なり値上げして、喫煙者に還元すべく喫煙設備の拡充や飲食店の分煙に回せばよかったものを、それをしなかったために無慈悲な100円超規模の大増税が科され、しかもその税収増分は相変わらず納得のいかない使途に使わてしまうわけです。先の成田の喫煙所にしても、ちゃんとお金をかけて空調と脱臭を良くしていれば喫煙者とて中で吸うはずで、嫌煙者のひんしゅくを買うことも無かったでしょうに。

増税が最もリーズナブルかつ効果的な喫煙抑制策なので、未だに歩きたばこを憚らなかったり所定の喫煙場所を外れて吸ってしまう愚かな喫煙者にとって大増税は自業自得。いや、それだけでなく良識的な喫煙者をも巻き添えにしてしまう点は罪作りです。

ちなみに喫煙関連で私が見かけた最もエグい光景は、十数年前の改修前のグアム空港でのこと。当時、新たな法律の施行で喫煙場所がなくなってたらしいのですが、誰かが男性用トイレで吸ってお咎めがなかったらしく、いつしか若い女性までもが男性用トイレに踏み入り、我々が用を足している背後で紫煙をふかすという有り様。中毒になると見境もなくなるのですね。

たばこ税増税が民主党政権唯一の成果

民主党政権が発足してから約1年が経過しました。振り返ってみると、この一年間はいったい何だったのかという思いです。鳩山総理の任期は評判の悪かった前任者三人よりも短いものでしたし、山積する諸問題に何一つ道筋を付けられずに時ばかりが過ぎ去っています。好評を博した事業仕分けにしても、成果を上げたというよりは「あれだけやっても無駄金はあれっぽっちしか出なかったじゃないか」という消費税増税論の正当化の理由に使われる始末です。

そんな民主党政権の唯一の成果、成し遂げた改革が「たばこ税の増税」。これだけは高く評価されるべきでしょう。自民党政権時代は数年置きに10~20円といったペースだったのが、一気に110円以上という値上げ幅で増税を決めたわけですから。

まだ禁煙する気のない喫煙者にすれば承服し難い話かもしれませんが、まあ時代の流れには抗えようはずもありません。JT調べで現在の日本の喫煙率は23.9%。実に国民の3/4までがたばこが吸えなくても一向に困らない人なのですから、その方向に進むのは当然とは言わないまでも必然でしょう。

よく聞かれる「取りやすいところから安易に…」という反対意見も的外れで、実際のところ多数派の声がそれを求めたからそうなったということだと思います。誰しも心無い他者の喫煙で嫌な思いをした経験を持っていますし、政治家諸氏は多数派の意向を具現化すべく動かざるを得ませんので。増税が必ずしも税収増に結びつかないわけですし。

もっとも世の中には、ちゃんと場所をわきまえて吸っている喫煙者も大勢いて、彼ら彼女らは基本的には無害な存在ですが、一方で相変わらず街中で歩きたばこをしてしまうバカどもも少なからずいたりします。でも、歩きたばこは「さあ、増税してくれ」と言っているに等しい行為です。なにしろ増税が最もローコストかつ直接的な抑制策なのですから。そいつらのせいで良識的な喫煙者も締めつけを食らう点が気の毒と言えばそうですね。とかくこの問題は「嫌煙者vs喫煙者」の利害対立ととられがちですが、実際のところは「非喫煙者&良識的な喫煙者vs悪質な喫煙者」だったりします。

他の事象に例えるなら、 歩きたばこはゴミ屋敷問題と酷似しています。主が「自宅の敷地に自分のものを積み上げて何が悪い」「法律に違反していない」と言い張ったところで、地域住民が承服しなければ、いずれ公的な制裁手段が執行されてしまうわけです。ゴミ屋敷の「美観を損なう」「臭い」「病原菌の温床になり兼ねない」「さらなるゴミの投棄を呼び込んでしまう」「自然発火して火事に発展し兼ねない」「子供の教育に悪い」といった問題点は、そっくり無法な喫煙者にも当てはまります。

さて、いよいよ10月から増税です。一日当り一箱300円を費やしていた人は、そのままのペースなら年間40,000円ほどの出費増になりますね。4万円と言えば東京~沖縄を往復したり、グアムやサイパンのツアーにも参加できそうな額です。でかいよなぁ。端から吸わない者からすれば他人事ですがね。

しかも、諸外国の水準と照らし合わせれば、おそらくこの先一箱600円ぐらいまでは歯止め無く上がるものと思われます。いや、外国でも上がり続けるので600円が当面の到達点とも言いきれません。そして、たばこ増税に積極的な国会議員が一定数以上いる以上、毎年俎上に上がります。今回は参院選への影響を避けて10月からの増税となりましたが、次の国政選挙は2013年の衆参ダブル(民主党政権が持ちこたえれば任期ぎりぎりまで解散しない)の線が濃厚。ならば政権与党としては増税の施行から選挙までの期間は長い方が好ましいので、おそらく2012年の春に今回と同等かそれ以上の増税が既定路線と見ていいでしょう。いよいよ一箱500円の水準を突破することになります。一日一箱の人は年間19万円も費やすことになる計算です。

何というか、もはやたばこも高価な嗜好品ですね。