NHKの受信料カツアゲへの対抗手段

最高裁でテレビさえ持っていればNHK受信料請求の対象となる判決が下りました。しかもテレビを設置した時点に遡って支払い義務があるとのこと。予想通りとはいえ釈然としないですよね。

せっかくB-CASカードの仕組みがあるのだから、NHKもWOWOWみたいにスクランブル放送にすればいいものを。公共放送を自負するなら災害時だけスクランブルを外せばいいし。あるいは、いっそ税金として徴収し、代わりに職員の待遇を公務員並みに引き下げて完全な国営放送化とするか。

まあ、どちらも実現は不可能でしょう。かつて「郵政民営化」を掲げた小泉純一郎元総理のような「NHK改革」を訴える有力議員が現れ、総理大臣になるとは考えにくいので、政治に期待しても無駄です。

そこで私は以下のような展開が望ましいと思います。

  • 民放各局が視聴アプリを合同で開発し、リリースする

すてに東京MXは放送と同じ内容(一部カットされるけど)を無料アプリで見られるようにしています。あれを民放の全局がやってしまえばいいと。民法にはすでにTVerなんて仕組みもあるわけだし。

もちろん番組の視聴は無料です。ただし、見逃し番組や過去の番組ライブラリのオンデマンド視聴は有料にしてもいいでしょう。

スマホやタブレットでテレビ番組を見られるようになればテレビを捨てる人も大勢出て来ます。受像器がなければNHK受信料も払わなくてよくなるので。つまり民放局は巨大すぎるライバルNHKを視聴者が見る手段を奪うとともに、資金源を削ぐことができるわけです。

それに、放送なら録画した動画をネットに違法アップロードされてしまうけど、アプリによる視聴が当たり前になれば、その抑制としても有効です。「月1,000円の定額で全局の過去ライブラリが見放題」とかになれば、大抵の人はネットで違法コンテンツを探すより公式コンテンツを合法的に視聴する方を選ぶだろうから。DVD化による収益は見込めなくなるけど。

NHKのロゴ

ダンジョン飯

前々から書こうと思っていながら書きそびれていたのだけど、最近気に入っている漫画が『ダンジョン飯』。年2冊のペースで現在5巻まで出版されています。6巻の発売は2月かな。待ち遠しいなぁ。

ダンジョン飯

知らない人のために紹介すると、魔法やモンスターに満ち溢れている西洋風のベタベタなファンタジー漫画です。指輪物語やダンジョン&ドラゴンの世界観そのもので、エルフやドワーフといった人種の設定もそのまま引き継いでいます。小柄な人種はホビットではなくハーフフットという名前になっているけど。

ONE PIECEがゴールド・ロジャーの死に際の一言で大海賊時代が訪れたように、ダンジョン飯ではある日、島の地下墓地がダンジョンに通じ、そこから出てきた1,000年前に栄えた国の王と称する人物が「魔法使いを倒した人に全てを与える」と言い残して朽ち果てたことでダンジョン探検ブームが起こったことになっています。それから何年も経つものの、まだ魔法使いを倒した人物はいません。

ストーリーは主人公の一行がダンジョンを探検する上で、やむを得ない事情から自給自足を強いられ、ダンジョンに生息する魔物を糧に冒険を続けるというもの。手始めには歩くきのことスライムを退治、調理して食べていました。フジテレビの『ダレトク』の『キモ旨グルメ』みたいな感じです。

この漫画の特徴は以下。

ギミックが効いている

ダンジョン内では何度でも生き返るという設定が、うまく機能しています。何しろ冒険の目的はドラゴンに食われて死亡した仲間を助け出すことだし。

ストーリー運びが巧妙

序盤は1話完結風だけど、ことごとく後の展開の伏線になっていて、連載漫画の作り方として秀逸です。

生物に対する知識が豊富

例えば作中にバジリスクという半鳥半蛇の生き物が出てきます。鳥のパーツはニワトリです。後にコカトリスという近縁種が登場するけど、こちらの半身はドロマエオサウルス風の羽毛を持った小型恐竜(ニワトリ風)。つまり「鳥類は恐竜と同じ生き物」という近年の生物学に基づいて描かれています。

料理に対する造詣もなかなか

食事シーンではわざわざ調理の過程や材料一覧、栄養素の7角チャートまで書かれています。しかもズッコケるタイトルを添えて。野生生物を狩って食べる漫画としては『トリコ』などがあったけど、あちらがバトルのついでに獲物を食う(ちっとも旨そうに見えない)のに対して、こちらは架空の食材を扱いながらも、ちゃんとしたグルメ漫画っぽくなっています。しかも西洋風のファンタジーなのに和食が多く箸で食べていたりします。ライオス、よく正座してるし。

画力が高い

作画力は見事です。作者は九井諒子さんという名前なので女性だと思うけど、絵も少女漫画っぽくはないし、それでいて女性の仕草の描写は見事です。例えばマルシルというメインキャラクターの指使いなど。また空間認識能力が高いというか、様々なアングルから描き分けています。作者のプロフィールは知らないけど相当デッサンの鍛錬をした人っぽい気がしますね。

ツッコミがしっかりしている

そしてこの作品が魅力的なのは、ツッコミがしっかりしているところ。主にボケ担当はお坊ちゃん育ちなトールマン(人間)のライオス。一応のパーティーリーダーである彼は魔物が好きすぎて天然ボケな言動を繰り返します。対してツッコミ担当はハーフフットの鍵師チルチャック。非力で臆病な反面、常に現実的な彼は必ず的確なツッコミのセリフを吐きます。漫才がそうだけどツッコミが決まってこそボケが活きるというものです。

また、マイペースなドワーフで魔物食研究家のセンシ、どんくさいけれど実は凄腕の魔法使いマルシルも実にいい味を出しています。

ちなみに私のお気に入りはセンシ。魔物食材の調理に長けた彼は、キモ美味グルメの平坂さんのポジションですね。特別制の鍋と包丁を有しているので、意外にいいとこの出なのかも。

さて、第5巻でおおよその背景が見えてきました。ライオスが絵画の世界の中で会ったことのある褐色肌で銀髪のエルフが狂乱の魔術師でダンジョンの支配者らしきことが描かれています。このエルフが黄金城の城主デルガル王を溺愛するあまり城に不死の魔法を張り巡らせたのでしょう。結果、彼は人間であるにも関わらず1,000年もの間死ぬことが許されなかった(死ぬたびに蘇生させられていた)と。それでも城がとある小島の地下墓地と繋がった際に何とか逃亡に成功し、遺言を残して果てたものの、それを知らない魔術師は使役する赤い火吹き竜に消息を絶ったデルガル王を探させている…ということなのだと推測します。

この漫画、もう少し話数が溜まったらアニメ化するべきだと思います。実に愉快なので。

日本人一番乗り

Talassa Dive Resort Rembehのオフィスルームの白壁はメッセージ書き込み用になっています。私が行ったのは1ヶ月目だったためか、日本人一番乗りでした。

Talassa Dive Resort Rembehの壁寄せ書き

まあ、その間にもマナドの方から遠征してレンベで潜った日本人ゲストはいたようなので、正確には「壁にメッセージを書いた日本人の一番乗り」ですね。