2010年8月1日

ショップ主催のダイビングツアーについて考えてみる

私は20年近く某スポーツクラブに通っていて、そちらにはダイビングショップも併設されています。そのため、たまに馴染みの深いスタッフが同行するダイビングツアーに参加します。でも、その度に後悔するのですよね…。

スクールが主体の都市型ダイビングショップが開催するツアーの参加者は、どうしても半数ほどがビギナーかシニアになりがちです。例えば昨夏の与論島ツアー。関東各店舗からの参加者の最高齢が70歳の男性と聞かされ「うーん。でも体力ある人なら良いか」と思っていたところ、現地で関西店舗から80歳ぐらいのお婆さんが合流してきて…。

そのためか1ダイブは35分程度と決められていたようです。ただし、そういったメンバー構成だと誰かしらが潜行や耳抜きに苦慮してボートからのエントリに手間取ります。しかたなくアンカー下で待つこと5分から10分。もちろんアンカー付近の岩場には、さして生き物もいません。

そうして全員が海底に揃い、各自がOKサインを出せればようやく海の中を探索できるわけですが、ちょっと移動したら今度は会報紙やホームページに載せるための記念撮影。見晴らしの良い砂地か岩場に集まるのですが、それにも手間取ってこれまた時間をロスしてしまいます。

その上、移動開始から15分くらい経つと最高齢のお婆さんは早くも「上がりたい」のサインを出します。仕方なくチームは帰路コースに乗り、まもなく水深5mでの安全停止。どのダイビングもそんな調子で、まともに水中を見られたのは1ダイブあたり15分ぐらい。一つところにも5分と留まらないのでマクロ生物を探せるでもなく、あっけなく終了。まるで観光名所を足早に回るだけの味気ないパックツアーみたいな感じでした。

カメ

与論島と言えばカメ

何というか、この手のダイビングツアーは自主的に卒業しなきゃいけないのでしょうね。ショップのスタッフは商売です。目ぼしいツアーには必ず誘ってくれます。旅の一行に古株を混ぜておくと何かと都合がいいという面もあるのでしょう。スタッフが手いっぱいの時に代わりに未経験者をサポートしたり、各々が楽しかった海の経験を話して聞かせたりもできますから。でも、こちらとしては、あちこちの海を見てきて要求の水準が高くなっているので、ビギナー&シニアのお試しコースにつき合わされても欲求不満、消化不要が残るのですよね。

しかも、現地に赴くまでチーム編成は確定しなかったり、人員配分の都合でベテランとビギナーでは分けられなかったり、一隻のボートではビギナーに不向きな海域には行かれなかったり…。かと言って「経験本数200本以上かつ50歳未満限定」といった条件付きツアーでは、そもそも人が集まりませんし。

私の場合、スポーツクラブに汗を流しに行けば必ずダイビングのスタッフにも会います。そして顔なじみのお店の売り上げに貢献してあげたい気持ちはあります。そうやって地域経済を回していくべきでしょう。私もビギナーの頃にはお世話になりましたし。

でもなあ、そうは言っても需要と供給が合致しないことには…。

カテゴリー:Diving, Travel

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